Beethoven : Symphony No.9 "choral"
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 23/September/2010
「フルトヴェングラーのバイロイトの第九」と聞いただけで、祭壇に奉られた神を崇めるが如き面持ちになるクラシック愛好家が余りにも多い。右向け右とばかりに誰かが絶賛すれば我も我もとなる。そうした無批判な態度こそ、昨今のクラシック音楽の勢いを減じている一要因なのかも知れない。さて、演奏は万感の思いがそのまま音になったかのような熱っぽいものだが、アンサンブルはラフな部分が散見される。冒頭の弦楽器の三連符からして合っていない(もっとも、VPOのある古参団員によれば、混沌たる世界に空虚五度を響かせることにより、宇宙塵、すなわちカオスを表したものと言われている。逆をいえば、縦に整然と三連符が並んでいるからといって、杓子定規に合わせなければならないなどと考えるのは誤りだとしている)。ライヴだが、少しもライヴの香がしない(オルフェオ復刻が発売された時にも議論になったが、EMI盤はゲネプロではないかとの説が有力。国内盤のみに存在する足音入りディスクなどもあり、謎は深まる一方だ)。音質も、年代を考慮しても貧弱。エポックメイキングな逸話によって、排他的なまでに名盤として君臨している一枚だが、私のような素人が批判出来るくらいの議論の余地は、充分にあるはずだ。4 people agree with this review
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