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Beethoven (1770-1827)

CD Beethoven: Piano Sonatas Nos.30 .31 .32

Beethoven: Piano Sonatas Nos.30 .31 .32

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    私的決定盤レビュー  |  愛媛県  |  不明  |  07/March/2021

    ベートーヴェンのピアノソナタ第32番。ベートーヴェン最後のピアノソナタです。特に第2楽章は深淵の境地。出だしのフレーズは静かに語られるベートーヴェンの最後の言葉を聞くような静謐な音楽となっています。しかし、中盤、だんだんリズムが羽出したかと思えば、ジャズのようなリズム感が押し寄せてくる箇所があります。「ん?いつの時代の音楽を聴いているんだ?」と不思議な感覚となると同時に、天才ベートーヴェンは時代さえも超越しようとしていたのかと彼の恐ろしさを痛感する瞬間です。 しかし、この一つの聞きどころである「ジャズの箇所」をここぞとばかりにジャカジャカと一生懸命弾いてしまうと、「ベートーヴェンってそれで良いのか」と疑問を感じてしまう。その点このゼルキンの演奏は、例の部分についても情感たっぷりに乱暴になるわけでもなく、テンポを上げるわけでもなく、情感たっぷりに弾いてくれます。まるで生前の楽しい思い出を慈しみ、感極まっているかのように。静けさの中に響く美しい旋律が、ただただ感動的な名演です。

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    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  29/April/2020

    名演でした。 ただし、スタジオ録音のゼルキンを期待する方には、少し違った印象のライブで、ゼルキンにしては珍しくテンポを動かしている箇所が多くみられます。 ただただ、これがベートーベンの最後のピアノソナタであること、ゼルキンの最晩年のライブであることを考えながら聴いていると、自分の人生についても考える時間を与えてくれる演奏です。 完全武装のポリーニの名盤も良いですが、このようなゼルキンの演奏も許容してしまうこの3作品に改めて感服しました。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  04/February/2018

    SONYによる全集が発売されたが、DGのこの盤のほうが技術は劣るものの音楽は上。ゼルキンはグラモフォンに移籍する少し前から、一段と情感が豊かになったと思います。SONYに続いて、グラモフォン向け全集をオリジナルジャケット仕様で是非ともお願いしたい。

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  • ★★★★★ 

    STRAD  |  千葉県  |  不明  |  04/January/2012

    小生はこれまでゼルキンとはあまり相性が良いほうではなかったが、それを考えてもこの演奏は素晴らしいと思う。ゼルキンという、いかにもまじめで融通がききにくい印象のあるピアニストからこれほどの霊感を感じさせられる演奏が聴けるとは・・・。ただただ感謝し、黙し、そして瞑しすべし。

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  • ★★★★★ 

    静流  |  福岡県  |  不明  |  14/September/2010

    じっくりと音楽を噛みしめていくようなテンポです。 洗練されているというよりは、骨太で温かみがある演奏で、説得力があります。 特に32番は大変素晴らしいです。

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  • ★★★★★ 

    papageno  |  東京都  |  不明  |  24/June/2010

    最期の3つのソナタには聴き手の求めるものが格段に高いと思うが、この演奏はミスタッチも関係ないほどの素晴らしさが詰まっていると思う。ゼルキン畢生の1枚、映像ソフトもあるが、やはりこの曲群はCDでじっくりと聴きたい。

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