まさやん  |  不明  |  23/December/2008

二人のやりとりがﾋﾞｼﾋﾞｼ決まっていて、聞いていて楽しいCD。ﾁｯｸの潤いある音に対して、上原の音は乾き気味で１音１音が綺麗に立っている。これでもかと言うくらいｱｸﾞﾚｯｼﾌﾞで前のめりになって突進する様は驚嘆せざるを得ない。もうちょっと立ち止まる余裕が欲しいと思わないではないけれど、これはこれで上原ひろみというｱｰﾃｨｽﾄの今現在を表すものとして楽しみたい。ただCDになってしまうと彼女の良さは半減されてしまうような気がする。実際にﾗｲﾌﾞﾊｳｽで聞いたらもっといいだろうなぁと思わせる演奏である。