String Quartet.19, 20, 21, 22, 23, 24(Op.9): London Haydn Q
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 14/April/2016
ハイドンが描いたロマンチックな真円の芯に入った憶いに浸った ハイドンはロマンチックな作曲家だと言ったら首を傾げる向きもあるやもしれぬ 現代のわたしたちが日々紡ぎだす感情に照らしてハイドンは同等の情熱と想像力に溢れた人だったと音楽は語りかけている ハイドンは八十余曲の弦楽四重奏曲を残したが 出版した第6集(第36番)まではディヴェティメントと題していた 作品9の時点でも クァルテットが純粋で高度な表現力を持つ室内楽形式だという確信に至っていなかったが 新形式確立への萌芽を見られるのがこの作品9だ LHQもそれを意識してか 作品9-4ニ短調(第22番)を冒頭に置いている これ以降ハイドンは六曲セットのクァルテット集には必ず一曲短調の曲を挿入している そしてこの作品9のニ短調がハイドン最初の短調クァルテットになる 蓋し名曲である これをLHQは当然ピリオド楽器ピリオド奏法で演奏している これが重要なのだ わたしはこれまでアウリンQの溌剌とした名演奏を優秀録音で聴いていた それはハイドンの音楽から滴るような生命力を引き出した見事なものだ だがLHQの演奏を聴いてしまうと AQのそれはハイドンが歌い語った音楽の一面に留まっていると言わざるをえない それもハイドンから出たものに違いはないが別物の誹りを間逃れない これはハイドンその人ではない思いが膨れ上がってしまった 面白い現象が見られる AQとLHQの演奏時間(20分余)を比較したら LHQの方が1分半速い 緩く張った弦と弓を触れ合う方が要らぬ力が入っていない分余計な間が生まれない 音楽の流れが自然になり生じる情感が豊かになっている 古楽器が低機能だという迷信はもう捨てよう ハイドンと長く語り合うためにLHQの演奏に耳を傾けることになる 以前は六曲セットを通しで聴くと肩が凝ったものだ LHQと一緒なら退屈も疲労もない 衷心より推薦する4 people agree with this review
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