La Mer, Prelude A L'apres-midi D'un Faune: Karajan / Bpo +ravel: Bolero, Daphis Et Chloe Suite.2
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 27/August/2009
牧神の午後へ前奏曲はドビュッシーの最高傑作であり、この10分程度の楽曲の中に、ドビュッシーの魅力の全てが内包されており、その官能的な性格から一部にドイツのトリスタンの異名を持つ傑作であるが、ワーグナーを得意としたカラヤンの演奏は、フランス風のエスプリに満ち溢れたというよりも、同曲を重厚かつシンフォニックに演奏しており、これこそ正にドイツのトリスタンと言うに相応しい名演である。ツェラーのフルートソロも抜群の巧さであり、ベルリン・フィルの他のソロ奏者も卓越した技量に裏打ちされた最高の名演奏を繰り広げている。また、海の各場面の情景描写も卓抜したうまさであり、ダフニスとクロエの夜明けの圧倒的な迫力も実に豪快。カラヤンの十八番とも言うべきボレロも、有無を言わせぬ説得力ある大熱演であり、本盤に収められたいずれの楽曲も、カラヤン&ベルリン・フィルという黄金コンビの全盛期ならではの最高の超名演揃いと言っても過言ではないだろう。3 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 06/June/2009
本盤1964年録音なのですが、「海」はこれ以前にPOとEMI収録されているのを除いて他はカラヤンとしては当時比較的「初物」イメージがあり私の聴いているLP帯でも「増々好調カラヤンノ新録音!」と銘打っています。彼は後年やはりDGにBPOと再録しているのですがフルートで活躍するツェラーは再録でも健在。タイム的には「牧神の・・」がやヽ長めにですが無難にカラヤン自身ラテン系が入っているのか不明ですが決して場違いな演奏ではなく当時の彼の充実に向かう様子が窺える名演と思います。0 people agree with this review
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