TOP > Music CD・DVD > Classical > Respighi (1879-1936) > Respighi: Pini Di Roma Fontane Di Roma & Feste Romane

Respighi (1879-1936)

CD Respighi: Pini Di Roma Fontane Di Roma & Feste Romane

Respighi: Pini Di Roma Fontane Di Roma & Feste Romane

Customer Reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 2 of 2 items

  • ★★★★☆ 

    織工  |  東京都  |  不明  |  18/June/2024

    トスカニーニ、晩年の代表盤 イタリア人は、持ってうまれた天分か、才能のきらめきを直観的に理解するような能力がある。また豊かで直情的な表現力にも優れている。こうした特質は作曲家オットリーノ・レスピーギにも、演奏家アルトゥーロ・トスカニーニにも宿っている。そして本集のローマ三部作は、この二人の感性と芸術性が共鳴した名作である。 レスピーギの良さに目覚めさせてもらったのはトスカニーニの旧盤(1945年ライヴ演奏)を通してだが、本盤は彼の最晩年の録音で、永らくの「十八番」を最後の花道にしているような完結感すらある。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  27/June/2010

    トスカニーニとレスピーギは時代的にも同国人であることからも当然親交があり本盤に納められたローマ三部作の各初演にも大半関わってきておりこの本盤演奏はモノラルながら(私はLPで一部聴いていました・・・)以前から評価の高いものであります。どの曲もモノラル独特の雰囲気も含めてその迫力が凄いこととトスカニーニのNBCSOアンサンブルコントロールの精緻さに今更ながら舌を巻く始末であります。先ず「ローマの松」は1953年録音で演奏タイムは@2’35A6’36B6’48C4’53、お馴染の第1楽章のスタートからしたこの曲は第2楽章の底から突き上げるような轟き・蠢きそして特にアンサンブル精緻な第3楽章やクライマックスに位置づけられた第4楽章では容赦ないティンパニーの伴うインテンポでの凄さには曲が終わって暫く呆然とします。「ローマの噴水」は1951年録音@3’52A2’45B3’07C5’23なのですが第1楽章の静けさにもトスカニーニのコントロールの上手さが窺えます。いきなりの管での強奏で始まる第2楽章・・・次第に当然盛り上がるのですが決して乱れはしません。第3楽章凱歌的な処もよく整理されており最終楽章は遠くでの鐘なりいろいろな小当たりの打楽器は正しく黄昏的噴水ですね。一番何かと賑やかな「ローマの松」(1949年録音@4’48A6’55B7’08C4’47)での勢いにも単に「勢い」だけではなく底に流れる緊迫感が聴き読み取れます。第1楽章の凄い祭りの始まりと悲しみの行進との対比の絶妙さは聴き物、鐘なども混じっての山作りの上手い第2楽章そして第3楽章では跳ねる弦を管の旋律が縫って行きソロ弦が官能的に魅了します。活発な最終楽章では歌う処と踊る処が最後渾然一体となり決して力任せでなく説得力ある演奏であることを改めて認識させてくれます。ともすれば一様的演奏の印象を持っていたトスカニーニの存在感に脱帽! ローマ三部作ではいろいろな仕様盤があり夫々楽しみでもありますがこと演奏だけは最高と思って間違いないでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    4 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 2 of 2 items