String Quartet.7: Tokyo.q
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 24/May/2012
東京Qは1969年桐朋学園メンバー中心にジュリアード音楽院において結成され以降数度のメンバー交替を経つつその拠点をアメリカに置いて演奏活動をしていましたが現メンバーの内二名の日本人の意向により来年2013年に解散する方向が決められている様でそうなるとその活動期間は今から丁度あと僅か一年ということになってしまい世界的評価を獲得している唯一日本人系の弦楽四重奏団が無くなるのは少し残念であります。さて、本盤は1989〜1990年このQが録音したベートーヴェン弦楽四重奏曲集からの分売である第7番・・・ラズモフスキー第1番と呼ばれるベートーヴェン中期の傑作・・・であり(タイム@11’00A9’23B12’12C8’08)、当Qは2005年にも他のラズモフスキー曲を含めた所謂中期ベートーヴェン弦楽四重奏曲として再録(同@11’05A9’13B12’19C7’59)しています。タイムでは双方比較してマァ曲の性格上ブレは少ない方ですが他のQ演奏とくらべると独断ですがちょっとゆったり目かな・・・という感じです。周知の様にこれらラズモフスキー名称の三曲はベートーヴェンがウィーン駐在のロシア大使ラズモフスキー(自らヴァイオリンも弾く人だったらしいですよ)に献呈した事からのネーミングであり第7番(ラズモフスキー第1番)と第8番(ラズモフスキー第2番)の一部の楽章に夫々ロシア民謡的テーマを導入している処から厳粛さを求め勝ちなベートーヴェン弦楽四重奏曲に意外と親近感を帯びたものとなっており東京Qは自然なさりげなさでゆったりと聴かせてくれています。本盤録音で使用している楽器は「アマティ・セット」と言われるもので後年再録で弾いている「パガニーニ・クヮルテット」と呼ばれるセットとの音色違いまで私などには明記出来ません。ただこの様に楽器が変わりメンバーも替わっても彼らの演奏アイデンティティは軸を失ってはいないわけです。さて、第1楽章大らかなスタートで続くテーマはベートーヴェンの他の作品に心当たりないわけでもありませんがそのテーマの後段での締め切り方、ちょっと突飛なイメージではホルスト「惑星」出だしを連想させる第2楽章では切れ切れにメロディを噛ましつつ様相が移ろい〆でのきっちりした集中力は聴き処。第2楽章と第4楽章の中にあってやや引き立て役の第3楽章は沈みがち思考的な処へメロディが挿入されロマン性を帯びそして最終楽章では先述のロシア民謡を主題にしつつ次第にテンポアップして明転し盛り上がって行きワンクッション置いて堂々と終わるのはまるでこの時期作曲の交響曲の様で刻々と変化する陰影をさりげなく表現する柔軟な対応は流石東京Qならではです。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲への取っ掛かりとしてこの代表曲の一つだけを収録したものから東京Qで聴くのもいいのではないかと思った次第であります。現在販売されていませんがただ1曲のみ収録されていた本盤の「贅沢さ」をどう思うかにかかって来るでしょうね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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