Beethoven: Symphony No.6 `pastoral`
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バッハ嫌い | 千葉県 | 不明 | 03/February/2013
ムジークフェラインの響きの中をゆったりとしたテンポで進む情緒纏綿とした演奏で、ある時代のウィーン・フィルの美質をそのまま表現するとこうなるという感じのもの。おそらくクリップスやクナッパーツブッシュといった、やや放任主義的な指揮者が振っても同じような結論になるだろう。このためフルトヴェングラーのもつデモーニッシュな面を期待すると、価値観のずれが生じると思う。しかし誰の指揮だとか、ベートーヴェンの解釈云々という束縛から離れて聴くと、これはこれで美しい音楽を奏でていて、嵐さえ天国的な快楽で満たされる。絵画でいえばフリードリヒのような荘厳なスタイルではなく、コローのようなやさしい風景画を眺めている感じで、フルトヴェングラーから悲劇のヒーロー役を抜いたらこうなるという代表例かもしれないが、それだけに巨匠がミューズに献身する作法について知らしめてくれる好例ともなっていると思う。この巨匠に花飾りは似合わないと思うのは、あくまでもファンのエゴだろう。有名な英雄と交互に録音されたセッションであり、古典的なフォルムを大事にした巨匠の晩年のスタイルに一貫性のあったことが判る。0 people agree with this review
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