Piano Sonatas Vol.4 : Andras Schiff
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うーつん | 東京都 | 不明 | 12/October/2024
この盤で浴びることになる月の光はいつもと違う。 当盤の目玉は何といってもソナタ14番だろう。レルシュタープの「月光」発言があろうとなかろうと幻想的な雰囲気の中で揺れる情感は古今のピアニストのインスピレーションを湧き起こしてきた名曲だが、ここに聴かれる演奏は過度な情感移入に偏らず、理性的な感情の発露が魅力的。 今までの「月光、かくあるべし」な意識や演奏法(シフ曰く楽譜の指示とそれを実現するためのペダル等の使い方)を刷新するかのような音楽が清冽な録音であらわされる。なのに幻想曲風ソナタとしての品格や雰囲気は十分に感じられるのだからおもしろい。 他の3曲も月光ソナタの影に回ることがない佳作揃い。どれも美しく豊かな響きとフレッシュな演奏が私たちの心をワクワクさせてくれる。「葬送」「幻想曲風」「田園」という通称(または作曲者の命名)があるが、どう捉えるかは私たち次第。シフの演奏は通称に左右されず音符からどのような表現が可能なのか、ベートーヴェンの実験精神をそのまま本人が楽しみながら表してくれている気がする。それをどうやって受け入れるのか、それこそが音楽鑑賞の醍醐味となるのだろう。聴いてみて、どんな「月の光」を感じるのか…ぜひ手に取って聴いていただきたい。0 people agree with this review
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