Shostakovich: The Symphonies
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 01/April/2012
アシュケナージにしてもバレンボイムにしてもピアニスト出身の指揮者は(たまたまか?)あまり好きではなく、アシュケナージの指揮にもピンとくるものがなかったが、このショスタコーヴィチの交響曲全集に関しては特に第4、6、7、9、12番が興味深く聴けた。 その中でも第4番はなかなかの演奏だ。 オマケで(?)ショスタコーヴィチの肉声が聴けるのも嬉しいが、欲を言えば一つだけでなくまだ録音が残っているはずだからあと幾つか聴きたかった。 アシュケナージは素晴らしいピアニストなのだし、ピアニストならではのアプローチということで、ショスタコーヴィチの交響曲全集を2台の(4手の)ピアノ版で録音したらさぞかし素晴らしいのにと思う。 夢のような話だがそれがアンドレ・プレヴィンとの共演だったら・・・N響つながりでいいんだけどなぁ。5 people agree with this review
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SeaCrow | 東京都 | 不明 | 18/September/2009
N響との3曲は、インバルなどのDENON録音でおなじみ、川口義晴/後藤博コンビによる録音。マスタリングも日本コロムビアで行っています。デッカ側に全集録音継続の意向があったとは思えませんので、アシュケナージ側の主導によるものなのでしょう。実際、そのサウンドキャラクターはDENONの録音に通ずる独特のものになっており、オーディオ的見地からはなかなか面白いものになっています。ただ、演奏についてはやはりオケの非力が目立ちます。あるいはリハが足りなかったのでしょうか。一方、「デッカ純正」である他の曲に関しては、アシュケナージ特有の軽さが、シャープさや都会的洗練といった方向に作用しており、好調時は疾走感すら感じさせます。ロシア色にこだわらない聴き手にとっては、十分に満足できるものではないでしょうか。この録音で聴いていると、RPOも世評よりかなり優秀なオケと感じます。3 people agree with this review
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めかぶ | 京都市西京区 | 不明 | 01/September/2007
ハイティンクによる名演・名録音の全集を輸入盤で持っていたが、歌詞対訳付きが欲しくなって購入した。第5番はシロホンがやや埋もれがちなのが残念だが、厳寒の荒野に立って夜の果てに星を見るような孤絶感がひしひしと伝わり、特に弦のアンサンブル部分がいい。ハイティンクに比べるとオーケストラの力量差を感じるのはしかたがないとしても、第4番などは感動的な熱演であり、ショスタコへの共感の深さではむしろ上回るだろう。 楽曲解説は興味深いが翻訳が稚拙で、部分的には明らかな誤訳だ。一柳冨美子氏の歌詞対訳は大変優秀なものである。0 people agree with this review
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