Bruson Serata Di Canzoni Italiane
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banban | 東京都 | 不明 | 17/October/2024
ピエロ・カプッチッリとほぼ同世代のため、1960年代から70年代はカプッチッリの影に隠れることが多かったが、カプッチッリが交通事故で第一線から離脱すると、一躍イタリア・バリトンの第一人者として人気を博したのがレナート・ブルゾンである。アバドやムーティからは評価されたが、クライバーとは「オテロ」で衝突した。カプッチッリのような輝かしいヴェルディ・バリトンの声質ではなく、陰影が濃く、渋味のある美声はバスティアニーニを彷彿とさせるが、劇場を震わせるようなダイナミックなものではなく、クライバーとは相性が悪かった。このCDに収録されているリサイタルには実際足を運んだが、ブルゾンの高貴な歌唱には深く感動させられたことを今でもよく覚えている。低音の響きが弱いという欠点はあるものの、その豊かな語り口や精緻な感情表現は素晴らしい。オペラでは自身に合わないようなスカルピアなども歌っていたが、こうしたリサイタルでは自らの個性を最大限に発揮出来る作品ばかりを取り上げることが出来るので、ブルゾンの最良の歌唱を聴くことが出来る。イタリア・オペラのファンばかりでなく、多くの音楽ファンに勧めたいアルバムだ。0 people agree with this review
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