Complete Piano Concertos : Brendel, Levine / Chicago Symphony Orchestra (3CD)
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 04/December/2011
昭和末期の頃レヴァインと言えば、アバドやムーティーやハイティンクと並び、来るべき21世紀のスター指揮者になりそうなイメージだった。実際は21世紀も10年を過ぎたが、なんだかレヴァインの名前だけは印象が薄くなってしまった。その理由はおそらく、音の響きにヨーロッパ的な深みのある音を感じないせいかも知れない。このベートーヴェン(1番2番は未聴)などはとてもいい例で、アメ車に乗ってニューヨークの摩天楼を走っているようなハデハデしさがある。もちろんベートーヴェンの解釈として悪いわけではないが、質実剛健なドイツ魂をベートーヴェンに求めるリスナーにはお薦めできない。2 people agree with this review
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ねこちゃん | 横浜 | 不明 | 04/September/2005
ハイティンクとの旧全集と並ぶ小生の愛聴盤です。この頃のブレンデルのピアノは、最近のように分析過多でもってまわったような所がなく、スマートでストレート、ある種のスピード感覚さえ感じさせる点がすばらしい。それと知的な抑制の効いた分析的解釈とのバランスが、見事なまでに高い次元で取れていると思います。レヴァインの指揮は、確かに悪く言えば大味な所がありますが、これはそもそもレヴァインという指揮者の特徴ですね。でもそれが第一、二番では若々しさを感じさせ、好ましい方向に作用していると私は思います。3 people agree with this review
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じょーじ | 岐阜県 | 不明 | 02/October/2004
「合唱幻想曲」も他と同じコンビで収録されていたらもっとよかった。 全体的には良い演奏なので、その点だけが中途半端な全集。2 people agree with this review
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彦左衛門 | 福岡 | 不明 | 04/October/2003
ブレンデル3回目の全集。彼の著作によると30度を越える猛暑の中ライブ録音されたらしい。ブレンデルのピアノに関しては文句なしに素晴らしい(特に第1番展開部から再現部への衝撃的な入り方など、緻密な計算に基づく劇的表現が新鮮)。問題は(私の好みからすると)やや大味な伴奏。雄大で元気一杯なのだが、活気ある音楽の中にも十分潜んでいるはずの繊細な陰影を捨象している。ハイティンクやラトルの伴奏にはそれがある。「何度聞いても飽きない演奏」ではないが、高水準なのは確かです。0 people agree with this review
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