Ravel (1875-1937)

CD Orch.works: Abbado / Lso

Orch.works: Abbado / Lso

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  • ★★★★★ 

    JAZZMAN  |  神奈川県  |  不明  |  04/November/2022

    私が手にしているのは「ダフニスとクロエ」と「高雅にして感傷的なワルツ」が収録されたCDです。いわゆるフランス的な響きとは違うのだと思います。各パートがくっきりと鮮明、かつ明晰に浮かび上がってくるクリアな音響で、アバドのロンドン響時代の特色が著しく楽しめます。ドラマチックであるものの、全くうるささを感じさせません。アバドのベルリンフィル時代の響きはどうも苦手で敬遠してしまうのだけれど、ロンドン響時代の響きは、やはり抜群に好感が持てます。全集はまだ未入手ですが、ぜひアバドの他のラヴェルも聴いてみたくなりました。

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  • ★★★★★ 

    ブルノのおっさん  |  北海道  |  不明  |  26/May/2019

    いろいろなラヴェル管弦楽曲集があるなかで、本盤はとりわけ美しい仕上がりを見せているものではないでしょうか。ラヴェル作品のもつダイナミックな響きが、混濁することなく精細に表現されています。ダフニスの夜明けの場面など、およそ人が演奏しているとは思えないほど、作為を感じさせない自然な音づくりが感じられます。ボレロやクープランの墓では、ロンドン響メンバーの見事なテクニックに終始感服。最近ではブランギエ&チューリヒ管などの新しいものも出始めていますが、本盤は時代を経てもなお色褪せない、それどころかラヴェル作品の解釈の一つの大きな理想形として、今後も永く聴かれ続けるべきものだと思います…!

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  16/September/2018

    ロンドン時代が最もアバドらしかった時代ではないでしょうか?時代を先取りした洗練された瑞々しく生き生きとした演奏です。

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  05/May/2014

    ある意味、アバドが最も輝いて自由に音楽が出来たと思われる ロンドン交響楽団時代の名演。 当時はウィーンフィルやシカゴ響とのマーラーのチクルスや ロンドン響とのメンデルスゾーン交響曲全集など様々な楽曲において ヒットを飛ばし続けていた時代。 ベルリンフィルの音楽監督になってからは自由度が少し失われたが、 このラヴェルを聴くと、ロンドン響を鍛え上げピュアな響きを作り出した ことが良く分かる。 ジャンルは違うとはいえ、ロンドン響はジョン・ウィリアムズの映画音楽を 数多く録音しているが、アバドが音楽監督になった時代以降の 映画音楽も飛躍的に演奏技術が進歩しているのが分かる。 いい例がスターウォーズのW・X・Yの旧シリーズとT・U・Vの新シリーズ、 録音技術もさることながらロンドン響の演奏技術がものすごく進化している。 そんな蜜月のアバド&ロンドン響のラヴェル、非の打ちどころのない名盤だ。 劇的なボレロからファンタジーなマ・メール・ロアなど素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  14/August/2012

    すでに指摘されていますが、これは『ボレロ』の終結部で団員の歓声が入っていることで有名な録音でもあります。何度か聴きましたが、素晴らしい出来栄え。セッション録音にも関わらずとてもスリリングで、集中力と燃焼力がとても高いのが感じられます。ボレロももちろんですが、例えば『ダフニスとクロエ』では女声合唱を浮かび上がらせることで不協和音を強調し、聴く側をゾクゾクさせてくれます。そして『スペイン狂詩曲』のクライマックスや『古風なメヌエット』のありえない快速テンポ。それでも、ただ速いだけではなく、すべてのパートが高い技術で音楽を創り上げているのが素晴らしいです。最後に収録されている『ラ・ヴァルス』は快速ではありませんが、どちらかというと速め。終盤のトランペットなど、ほとんど音を外しかけているのですが、それが逆に「音楽が活きている」感覚をもたらしている所は、この当時のアバドとロンドン交響楽団の信頼関係と、右に出る者のいない音楽的センスを表しているといえるのではないでしょうか?

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  28/January/2012

    初出当時「ボレロ」のエンディングで話題となったアバドのラヴェル、当時の手兵ロンドン響との集大成です。抒情味溢れる「パヴァーヌ」や「マ・メール・ロア」、快適なリズムの「道化師の朝の歌」や「古風なメヌエット」、「ダフニスとクロエ」での手腕など、アバドの現在までのベストの1枚に数えられるだろう。

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  • ★★★★☆ 

    silver  |  東京都  |  不明  |  17/October/2010

    まとまりのある、いい演奏だった。ロンドン響ではなく、パリ管あたりで録音して欲しかったが。

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  • ★★★★☆ 

    はこだてハンチャン  |  函館市  |  不明  |  31/August/2008

    この管弦楽集では最後に録音した88年の「ダフニス」と「高雅」が一番よい出来だと思う。録音技術がそれ以前のものより格段に進歩しているだけでなく、アバドの指揮も生硬さがなくなっているのが、オケの音色や演奏からわかる。もっともそれ以前の演奏を鋭利なものとして鑑賞する人の言い分も理解できるが・・・。 やはりアルミン・ジョルダンがエラートに残したラヴェル管弦楽集、再発してもらいたい。

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  • ★★★★★ 

    兵庫助  |  香川県  |  不明  |  13/March/2008

    ラヴェルの有名な管弦楽曲を3枚組でしかもこの値段は非常に嬉しいですね。演奏は申し分ありません。特に「ボレロ」は速めのテンポでキリリとシャープ。曲自体は単調なのにアバド・ロンドンSOの音の世界に引き込まれてしまいます。終盤、ついにロンドン交響楽団員までがアバドの音の世界に引き込まれている様で本当に感動します。その他「スペイン狂詩曲」、「道化師の朝の歌」、「ダフニスとクロエ」もオーケストラを的確にコントロールしてダイナミックな中にも情緒があり、とても好きな演奏です。

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  • ★★★★★ 

    まつ  |  山口  |  不明  |  20/March/2006

    コストパフォーマンス最高です!ラヴェル独特の響きを堪能させてくれました。オケも瑞々しい響きで最高!

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  • ★★★★☆ 

    北関東のヤツ  |  群馬県  |  不明  |  07/November/2004

    アバドのラヴェルは研ぎ澄まされた切れ味が小気味よい.フランスの香りがただようクリュイタンスやマルティノンの演奏に飽きたらとき,聴きたくなる演奏.

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  • ★★★★★ 

    すぺしゃる  |  和歌山  |  不明  |  29/July/2004

    内容、録音、価格とも全く申し分なし。全体的にキビキビとしてリズミカルな仕上がりだが(特に『高雅にして感傷的なワルツ』『古風なメヌエット』など)、しっとりと叙情的に聴かせる所はこの上なくみずみずしく、また迫力でズンズン押す所は全く鳥肌モノ。特に「ボレロ」後半は誇張抜きで「感動的」。

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