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Bruckner (1824-1896)

CD Comp.Symphonies:Jochum/Bpo,Bavarian.Rso

Comp.Symphonies:Jochum/Bpo,Bavarian.Rso

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  • ★★★★☆ 

    砂林  |  埼玉県  |  不明  |  22/September/2012

    「名演」もなにも…、第6番などステレオLPでは当時これが唯一入手できる盤でしたから。当方はババリアとのものはある意味今でも最高位に値するものと心得ていますが、残念ながらBPOとのものはいささかミリタリーチックなところもあり、繰り返し聴くには耐えがたいところがあるのも事実です。 音質や版をあげつらわれて評判の良くないEMIのものがまとめて再発されたのでCDで改めて一気に聴き直しましたが、音楽の推進力・表現の凝集性はやはり素晴らしくノヴァク版であるかどうかはかつてスイトナーさんが貸譜の不備を嘆いていた事実にも思いをいたし、惜しい瑕疵程度と考えるべきだと思います。

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  • ★★★★☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  27/October/2011

    今でこそ注目されるようになった、第一番、第二番を、この当時にこれほどの確信をもって指揮していたというのは、本当に驚異的なことである。ブルックナーの響きというものがどういうことかというのを、この指揮者は完全に掌握しており、柔らかく、力まない自然な音色美は、この全集の大きな特徴である。まずこの音色が作れないと、ブルックナーは何も語らないということをこの全集は教えてくれるだろう。 指揮ぶりは、まるで流れる水のように自然である。だからこそ第一番、第二番のような曲に適合するのだろう。「こんなにたやすいことなのだ」という感じの指揮ぶりである。 しかし、第三番以降はこのように行かなくなる。なぜなら、ブルックナーの作風が、より多彩な内容を含むようになってきてしまったから。よって、ヨッフムの指揮ぶりとだんだんと齟齬を生じ始めてくる。 それでも第五番はヨッフムの18番として知られており、この盤でも名演を披露しているが、曲の性格からは少し違うものであるというのが私の意見だ。それはドレスデン盤もバンベルク盤も、コンセルトヘボウ盤も意見は変わらない。第九番なんかは、完全にヨッフムの指揮ぶりはフルトヴェングラーが指揮するベートーヴェンのそれになっている。ヨッフムが変わったのではない。曲の内包する要素が、ヨッフムには表現しきれなくなってきたのだ。特に第八番のコーダ付近の指揮ぶりは、ヨッフムも何をしていいのか分からなくなっているように思える。第三楽章までは素晴らしいのに…。しかし、その他曲は、ヨッフム流儀の名演と言って差し支えない内容だと思う。特にアダージョ楽章は、どの曲も素晴らしく美しい。 この柔らかい響きを生みだしているのは、昔ながらの両翼配置も要因しているということを指摘したい(バイエルンだけだったかな…売却してしまい手持ちがないものでして…)。また、ヨッフムの棒についてゆけず、時にオケが荒くなるという欠点がある。しかし、この荒さと言うのは、逆におおらかさという長所でもある。この「おおらかさ」が最近どの演奏家からも感じられなくなったのは悲しいことである。完璧がそんなにいいかねぇ。 あと全部聞いたわけではないので向こうには言及しませんが、EMIの全集も、音はいいと思いますよ。ドレスデン・シュターツカペレというのは、大体ああいうくすんだ音なのです。それを録音の悪さと捉える人はちょっと残念ですね。そちらでも、指揮者とオケがミックスされた「ブルックナー音」を作ってしまうのですから、ヨッフムと言うのはなかなかすごい指揮者です。我々は2つもヨッフムの全集があり、幸せと言うべきでしょうね。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  24/May/2010

    以前このヨッフムによるDGGブルックナー交響曲全集の内バラで出ている第4番と第6番についてレビューを書いたのですが第8番については単品でカタログ上よう見つけませんのでこの全集盤に書き込む次第です。その前に演奏タイムを例によってこの三曲について追加メモしておきますね。1965年BPOとの第4番は@17’44A16’46B10’11C20’16であり1966年BRSOとの第6番は@16’23A17’05B7’50C13’16そして1964年BPOとの第8番(ノーヴァク原典版)は@13’45A14’00B26’49C19’58であります。ブルックナー協会会長だったヨッフムにはブルックナーの演奏盤が多く第8番交響曲も1949年フランクフルト放響、1976年SKD、1982年バンベルク放響、1984年ACOとの演奏盤がHMVカタログにはある様です。さて、1964年BPOとの分は奇を衒わず引き締まってやや明るいトーンでの演奏かと思います。第1楽章は割りと管楽器もBPOなのかギラギラ感があります。コーダへの足取りは比較的速くしかしコーダ自体はソフトタッチで咆哮するわけではなくゆったりと・・・ここでもう少しガッツが欲しい気もしました。第2楽章の中間部はヨッフムらしい美しさが効を奏しておりますがもう少し前後は暴れたい気もします。第3楽章、静かな開始の楽章はこの交響曲の白眉・・・結構引っ張って寄せる波の彼方の彼岸点にホルンは導いてくれます。最終楽章、管楽器はやはり派手?っぽくしかし厳つさとか凄さはなく穏やかに流れる感じ、底を打って欲しい気分になりはしましたがやがて終結段階では充分ためたものを噴出してくれ大満足といつた具合です。ヨッフムは後年EMIにシュターツカペレ・ドレスデンとブルックナー全集を録り直していますが、第8番の演奏タイムは@13’55A14’00B27’24C20’46とDGG盤と大差なく他演奏と比べますと第1,4楽章が少し短いかなとも思われます。LPから買い換えた強烈な個性派ではないヨッフムのものは悠久流離とスルメイカのような味わいを長く愛しています。本全集の上記3曲以外は未聴ですので無難に素晴らしいランクに止めておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    さっちゃん  |  大阪府  |  不明  |  30/September/2009

    某評論家の言うとおり、1、2、6番は最高級の名演奏だと思う。他は今となってはテンポの変化が気になってしまう。次いで3番、7番が良いと思う。それより、このセットのすばらしいところは、今となってはもうなくなってしまったドイツ伝統の重厚な響き。(特にベルリン・フィル。)良好なステレオ録音で聴けるのは素直に感謝したい。今はもう生では聴けない。

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  • ★★★★☆ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  13/January/2005

     8番以外は,本全集がEMI盤を上回る。8番の演奏には,年季が必要ということか。

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  • ★★★★☆ 

    乱筆不治  |  不明  |  15/July/2003

    曲によってムラがあるものの、全体的にはヨッフムらしい力強い演奏ですね。多少強引な部分もあるけどEMI盤よりオケはうまいので、悪くないです。

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  • ★★★★☆ 

    彦左衛門  |  福岡  |  不明  |  07/March/2003

    叙情的で瑞々しい2・6番の緩徐楽章も魅力的だが、BPOを振った第9の神秘的な凄みは特筆に価する。EMI盤より明らかに上。第9に限れば10点以上。

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