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Vaughan Williams (1872-1958)

SACD Symphony No.3, Norfork Rhapsodies Nos.1, 2 : Richard Hickox / London Symphony Orchestra (Hybrid)

Symphony No.3, Norfork Rhapsodies Nos.1, 2 : Richard Hickox / London Symphony Orchestra (Hybrid)

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    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  24/October/2010

    田園交響曲は、ただ田園風景の美しさを流麗な管弦楽書法や印象派的な美しい和声で表したのみならず、ジャケットでも示唆されていますが、一緒に民謡の採集をしたと言われるバターワースを含めて、第一次大戦で命を落とした友人への挽歌の側面があるとも言われています。特に第二楽章や第四楽章でその隠された哀愁や悲しさというものが表面化します。音楽的に見ても非常に流動的な形式、ここから顕著に出てくる教会旋法を含めた美しいメロディ、ラヴェルの指導の結果生み出された和声と管弦楽法とが見事に溶け合って、見事な傑作となっています。この演奏で特筆するべきは、セッションを残響の多い教会で収録していること。その結果、この曲の魅力を最大限に引き出すことに成功しています。奥行きがありながら楽器の響きがきちんと捉えられた名録音によって、第一楽章冒頭のフルートから清らかな田園の風を感じることも出来ます。ヒコックスの深遠な解釈、統率力、また終楽章のヴォカリーズも非常に美しいです。いまいち評価の進まないヴォーン・ウィリアムズですが、大作曲家の称号は間違いなくあってもいいと思います。編成は基本は三管編成ですので、録音・演奏ともにトップクラスのこのSACDは特におすすめできます。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  17/August/2009

    ヴォーン・ウィリアムズの田園交響曲という作品は、英国人でないとなかなか理解が困難な晦渋質の音楽と言われているが、ヒコックスとロンドン交響楽団の黄金コンビならば、そんな心配は杞憂であり、実にわかりやすく親しみやすい音楽に仕立て上げている。やはり、作品への深い共感と愛着が、このような名演に繋がっていくのであろう。SACDマルチチャンネルによる高音質録音もきわめて鮮明であり、田園交響曲の史上最高の決定盤と言っても過言ではあるまい。

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