白文鳥  |  愛知県  |  不明  |  22/July/2021

今年もまた7月末がやってきた。バルビローリとセルが亡くなって51年が過ぎた。大阪万博の年、小学6年生だった私はクラシック音楽を聴き始め3年が経過したばかりの生意気盛り。ベートーヴェンの弦楽四重奏の世界に足を踏み入れる前に、当時ブームになり出したマーラーにのめり込んでいました。来日して「巨人」をやるはずだったバルビローリが急逝したニュースは子供心にもショックなものでした。親に頼んで９番のLPを買ってもらい、スクラッチノイズの箇所をすべて覚えるほど聴き込みました。さて当盤ですが、シュトゥットガルト盤程でないにしてもBPOのアンサンブルにいくつも綻びが散見されます。録音はモノ。当時日本に紹介されていたBPOのレコードは、9割以上がカラヤン指揮の完全なるスタジオ録音。納得のいくテイクまで何度も修正を重ねたもの。まあカラヤンに限らず、レコードとはそういうモノでした。ですが、聴き手に伝わってくる芸術的な情報量という点では、圧倒的大差でバルビローリに軍配が上がります。第一楽章が始まり数分も経てばモノラル録音ということを忘れて、フィルハーモニーの客席にいるひとりになっている気がします。最終楽章のコーラスが終わりコーダに向かう頃には、毎回自然と胸が熱くなっています。何度聴いたか分かりませんが、毎回こんな思いにさせてくれるアルバムはありません。私もあと何年生きられるか分かりませんが、バルビローリ＆BPOの音源が１つでも多く見つかることを切に願います。今年も当盤で偲ぶとしましょう。

 

はしかつ  |  千葉県  |  不明  |  07/October/2011

評判どおりの名演奏。モノナル録音だが、生々しい響きで、とりわけ声楽のある第３楽章、終楽章の出来は素晴らしくまるで祈りの音楽のようだ。

 

tama  |  埼玉県  |  不明  |  05/February/2010

HMVレビューやユーザーレビューのおかげで隠れた名盤?をいろいろと教えていただいて感謝です（懐が寒くなりますが！）。このところ（復活）のＣＤを買いあさりました。書評でホルバートがすごいと読めば探し回り、、、期待が大きくなりすぎてそれほどでもなかったけれど、、いろいろ買ったあげく結局クレンペラーはいいなあと落ち着いていた矢先、このバルビローリ盤に巡り合って圧倒されました。第９番でバルビローリの素晴らしさは知っていましたが、第２番をこんな風に演奏するとは、、、。優秀録音や優等生的演奏はあまり興味がなく、このような血沸き肉踊るような演奏でなくてはと思いながら，なかなか確率は高くないのです。ジャネット、ベイカーの声は一瞬キャサリン、フェリアーと思いました。、、で、ＨＭＶ検索でベイカーの全集が聴きたくなった次第です。

 

生で聴かなければ  |  大阪府  |  不明  |  17/July/2009

ベルリン・フィルが必死になって演奏しているというのが如実に分かる。逆に表現すれば、ベルリン・フィルにこのような演奏をさせるバルビローリの凄さを見せ付けられる。カラヤンが指揮するベルリン・フィルでは有り得ない演奏。一聴の価値はあります。

 

mid&massa  |  三重県松阪市  |  不明  |  25/December/2008

バルビローリはなんでこんな演奏が出来るんやろ？スタジオではあんなおとなしいのに、やっぱりライブはちがうんやな？ブル８でもすごかったもんな！ベイカーもルートヴィッヒには負けるかもしれへんけどええ仕事してますわ。満点です。

 

ガリ  |  泪橋  |  不明  |  29/September/2008

「さすがにこの曲はモノラルではきつい」というのが率直な感想です。ただ演奏自体は本当に素晴らしい。クライマックスの盛り上がりは半端ないです。

 

guinness  |  yokohama  |  不明  |  09/December/2005

2年前に投稿していた、、、今日久しぶりに聴きなおしてみて、やはり「最高」の演奏だと思う。モノラルだがマラ3のステレオよりは音は抜群に良い。マラ９でフアンになり、5番で痺れ、6番でノックアウト。以来バルビのディスクは殆ど購入しているが、この「復活」は彼の演奏での５指には（３指？）には入れたい名盤だ。しかしテスタメント！そろそろ他の盤がききたいよ〜

 

iroiromidori  |  仙台市  |  不明  |  04/April/2004

重厚で深みのある音色の数々、バルビローリの指揮によるベルリンフィルとのマイラーの「復活」、まさにマーラーファンには永遠の一枚になるでしょう。でも60年代のベルリンフィルは、本当にすごい演奏で鳥肌物です。

 

KURO  |  福岡  |  不明  |  06/November/2003

第一楽章から漲る気迫。一体これは何と表現すればよいのであろうか。とにかくバルビローリとベルリン・フィルとの一期一会における快挙であることには間違いない。音質もまずまずであるのがまた嬉しい。

 

orooro  |  suginamiku  |  不明  |  20/October/2003

バルビローリ節カンタービレ、オケのアンサンブル、迫力と3拍子揃った名演。1楽章第二主題、5楽章のテーマなどはっとさせられる美しさと歌いまわしに満ちている。5楽章のテーマなど「ここはかくあるべき」と唸らせられる。クーベリックやキャプラン買うなら、こちらを買うべき。

 

クレンペラーマニア  |  神戸  |  不明  |  13/October/2003

楷書風の演奏というより、全くの「草書」の世界。いたるところで「崩し」があり、デフォルメ度から言えば、バーンスタインやテンシュテットより高いかも。楽譜にないパウゼや、唐突なアッチェレランド、ポルタメントまで頻出し、精強集団ベルリンフィルでさえ、しばしば棒についてゆくのに苦労している（シュトウットガルト放響盤では、オケは崩壊していたが）。しかしバルビローリのイメージする「崩落感」と、マーラー本来の「世界観」は以外に近く、これはこれで大アリの「大演奏」なのだろう。

 

ギネス  |  横浜  |  不明  |  11/October/2003

オッカナクなるくらい唸りが入ってますんで一般向きではないかもしれんがバービロリおたくは直ぐ買いましょう、久々感動しました。

 

Ichiro  |  LA  |  不明  |  17/June/2003

やっと正規盤が出る。8年前に海賊テープを入手以来その巨大さ偉大さに聴く度感動。当時BPOの筆頭客演指揮者的存在で7,8番以外は全て演奏してます。これらも公になることを祈ります。