Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
(Xrcd24)organ Works Vol.2: Szathmary
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 15/May/2011
サットマリーによるバッハのオルガン名曲集の第2弾であるが、第1弾と同様に素晴らしい名演と高く評価したい。まず、何よりもXRCDによる超高音質録音について言及しておきたい。第1集のレビューにおいても記したが、オルガンの録音は非常に難しいと言える。オルガンの音色は、教会の豊かな残響があってこそ活きてくるものであるが、残響を最大限に収録してしまうと、オルガンの旋律線が極めてぼやけた不明瞭な録音に陥ってしまう危険性がある。他方、その危険性を避けるために残響をあまりに絞り過ぎると、演奏全体の荘重な雰囲気をぶち壊してしまうことにもなりかねない。また、オルガンの重低音の再現が必要不可欠であるが、ダイナミックレンジの加減によっては音のひずみが生じることもあり、さりとて、低音を抑制して収録してしまうと、迫力のない干物のような音質になり下がってしまう可能性が大である。これほどまでにオルガンの録音は難しいと言えるが、本演奏の録音は前述のような問題は皆無であり、聴き手の耳にずしりと響いてくるような重厚にして迫力満点のオルガン演奏を聴くことが可能であり、オルガンの録音としては最高の出来栄えと言える。なお、本盤は第1弾とは異なり、同じXRCDとは言ってもSHM−CD仕様にはなっていないが、その音質の差は微々たるものであり、本盤の音質が第1弾と比較して劣っているということには必ずしもなっていないという点も銘記しておく必要があるだろう。そして、演奏内容についても、前述のように素晴らしい。本盤においては、第1弾とは異なり、収録されている楽曲はどちらかと言うと認知度の低いものが中心であると言えるが、サットマリーは、各楽曲を誠実に弾きこなしていくことを通じて、その魅力を聴き手にできるだけわかりやすく伝えていこうという真摯で丁寧な知的アプローチが功を奏していると言える。確かに、本盤における演奏には、ヴァルヒャやリヒターの演奏に聴かれるような、聴き手を容易には近づけない峻厳さにおいてはいささか後塵を拝しているとは言えるが、バッハのオルガン曲をゆったりとした気持ちで満喫することができるという意味においては、本演奏も過去の個性的な名演の中でも、十分にその存在感を発揮していると言える。また、ヨーロッパ最大規模を誇るとされるズウォレ聖ミヒャエル教会のシュニットガー・オルガンの壮麗な音色を堪能できるのも、本演奏の大きな魅力であると高く評価したい。3 people agree with this review
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