Gluck, Christoph Willibald (1714-1787)
Orphee Et Eurydice: Minkowski / Les Musiciens Du Louvres, Croft, Etc
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カラヤン英雄 | 岩手県 | 不明 | 14/June/2009
このミンコフスキ/ルーブル宮音楽隊によるグルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』は1774年のパリ初演におけるフランス語盤のCDである。1762年のウィーン初演版との主な違いは、台本がイタリア語からフランス語に改訂されていること,オルフェオ役がカストラートからテノールに改訂されていること,特に日本で有名なフルート曲「精霊の踊り」などのバレエのための曲が追加されていることである。個人的なことを書かせていただくと、フランスではカストラートが禁止されていたため、オルフェオ役がテノールに改訂されたことはうれしい限りである。なぜかと言えば、オルフェオ役にメゾ・ソプラノのような女性やカウンターテナーを起用した演奏に違和感をおぼえるからである。ただ、1774年のパリ初演におけるフランス語版であっても、ガーディナーのようにオルフェオ役にメゾ・ソプラノを起用したCDも存在しているので、良く確認しないと購入ミスを犯す可能性があるので注意されたい。古楽を中心に活動していても、メゾ・ソプラノやカウンターテナーにオルフェオ役を勝手に変更してしまう指揮者が多い中、ミンコフスキはグルックの作曲した意図を良く守り、オルフェオ役にテノールのリチャード・クロフトを起用し、男性としてオルフェオに魂を注ぎ込んで実に感動的である。有名なオルフェオのアリアも心がこもっていて素晴らしい限りである。オーケストラもルーブル宮音楽隊の古楽器を用いた演奏でありながら、モダン・オーケストラに耳親しんでいる方でも違和感がないだろうと思う。この作品によって、オペラ改革を成し遂げたグルックであるが、このオペラのエンディングが華やかに終わることに異論を唱えて作品の価値を不当に低く見る音楽評論家が多いのは残念としか言いようがない。オペラの多くが悲劇で終わることが多いことが頭から離れず、喜劇的なエンディングを安っぽく見る傾向があるのは、日本ばかりではなく欧米でもあるようだが、グルックの『オルフェオとエウリディーチェ』の価値を良く理解して、今後も舞台上演,レコーディング、映像収録をし続けてもらいたい!そういう意味で、ミンコフスキ/ルーブル宮音楽隊とソロ歌手,合唱団は現在望みうる最高の演奏を繰り広げてくれたと思い、感謝の気持ちでいっぱいである。さらに付け加えるなら、同じ演奏者、歌手による映像収録をしたDVDを製作,販売してもらえたら、喜んで購入したいと思う。6 people agree with this review
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