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Bruckner (1824-1896)

CD Sym.8: Furtwangler / Vpo (1954)

Sym.8: Furtwangler / Vpo (1954)

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  08/October/2012

    まずは録音について。まるで期待しなかったのですが、ノイズもなく、霞がかったところもない、細部までよく聴き取れる大変に良好なもの。HMVさんによればロートヴァイスロートの録音とのこと(ライナーノートには何にも書いてないけどね)。Altusでいくつかその音源のディスクが出ていますがいずれも驚異的な高音質でしたから、大いに納得。フルトヴェングラーには劣悪な音質のものが多いですけれど、これは期待して結構です。ただ、レンジは少し狭いかな。さて、演奏。5年前のベルリンフィルのものとはまるで違うタイプで、正直驚きました。ベルリンフィルとの演奏は勢いのあるその熱中ぶりが特徴でしたが、ここではそうではない。周囲を振り返り目をやりながらゆっくりじっくり歩み、流れの中に想いをこめてゆくような、そういう感じですかな。特に第1〜2楽章にその傾向が強く、第3楽章も途中までは同様。後半から想いが乗ってきて第4楽章はいかにもフルトヴェングラーらしい調子になります。先入観かもしれませんが、やっぱりその最晩年という状況を想起せざるを得ませんね。ちょっと不思議な印象。だから名演とかいうのではなく、この日この時のフルトヴェングラーの心象風景の表れた演奏というように受け止めましょうか。なお、フルトヴェングラーは録音がいいディスクほどなぜか演奏傾向はこういう調子になる気がします(ウィーンフィルとのフランクとか)。彼の演奏の奥義は本当はどこにあったのでしょう?なかなか、わかりません。

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