Beethoven:Symphony No.3 `eroica`
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 20/April/2011
冒頭の2つの和音からして胸にずしりと響いてくるものがある。その後は微動だにしないゆったりとしたインテンポで曲想を精緻に、そして格調の高さを失うことなく描き出して行く。クレンペラーは各楽器を力強く演奏させており、いささかも隙間風が吹かない重厚な音楽が紡ぎ出されている。木管楽器をやや強めに演奏させるのは、いかにもクレンペラーならではのものであるが無機的になることはなく、どこをとっても彫の深さが健在であると言える。全体の造型はきわめて堅固であると言えるが、スケールは極大であり、悠揚迫らぬ重量感溢れる音楽が構築されている。エロイカには、フルトヴェングラー&ウィーン・フィルによる1944年盤(ウラニア)及び1952年盤(EMI)という至高の超名演が存在しており、この2強を超える演奏を成し遂げることは困難を極めると言える(私見ではあるが、この2強を脅かすには、カラヤンのように徹底した音のドラマの構築という、音楽内容の精神的な深みを追及したフルトヴェングラーとは別の土俵で勝負する以外にはないのではないかと考えている。)が、クレンペラーによる本演奏は、そのスケールの雄大さや仰ぎ見るような威容、演奏の充実度や重厚さにおいて、前述の2強に肉薄する素晴らしい名演と高く評価したい。併録の歌劇「フィデリオ」序曲や「レオノーレ」序曲第3番も、いかにもクレンペラーならではの重厚でスケール雄大な名演だ。録音は、今から50年以上も前のものではあるがステレオ録音であり、前述のフルトヴェングラーによる演奏などと比べると、条件的には恵まれた状況にあると言える。現時点では本HQCD盤がベストの音質であるとは言えるが、前述のフルトヴェングラーによる1952年盤がSACD化によって素晴らしい高音質に蘇ったことを考えると、抜本的な音質改善が図られたとは言い難い。クレンペラーによる至高の超名演であることもあり、今後SACD化を行うなど更なる高音質化を大いに望みたい。3 people agree with this review
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∫(furtwangler)dx=感動 | 石川県 | 不明 | 28/November/2007
クレンペラーならではの遅めのテンポによる重厚な表現の英雄だ。こういう演奏が最近は聴かれなくなってしまったのは本当に残念だ。古楽器全盛の時代にあってこういった演奏の素晴らしさがより一層際立ってくる。1 people agree with this review
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ALOHA21 | 静岡県伊東市 | 不明 | 24/December/2005
クレンペラーのベートーヴェンは、どれも素晴らしい。遅めのテンポで、重厚な演奏だが、力感に溢れている。ノリントンやジンマンとは、対極にある音楽と言えよう。こうした表現は、最近ではあまり聴かれなくなったが、感動は深い。ヒスノイズなど、録音はやや古くなったが、鑑賞に支障はない。クレンペラーの音楽は、十全に伝わってくる。0 people agree with this review
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