よろしく  |  静岡県  |  不明  |  20/September/2024

母は、戦中生まれ。 彼女は「火垂るの墓」を観て、 涙しなかったものの、ただ、 感情そのものによって表すことを もの静かに、いくぶん強く憚るような 言葉にすることすら、頑なな程に、避けるような そんな様子を私に一度だけ見せてくれました。 彼女はおそらく、決して二度は観れなそうな、 私に一度しか見せなかった、 忘れがたき姿の母を 私は生涯忘れてはいけないと。 いわずもがな彼女にしてみたら、採点に際して、星はひとつもなく。 その姿を目の当たりにした私の印象深さでいうと、星はいくつあっても足りない。 ならばどんな星が、いくつあっても足りないのか、 この場合、星の輝きというのは、哀しみを表すことを教えてもらったとも。 何も言わなくていい、ただただ、傍に寄り添い、いっしょにいる そういう、星の大切さに、嬉しさはなにもない。 心だけを、感じることだと思う。

 

GAPLANT  |  山口県  |  不明  |  16/January/2004

良い映画だと思うし、すべての映画がハッピーエンドで終わるはずもないことは重々承知しているが、あまりにも救いが無さ過ぎて耐えられない。戦争という状況に救いはないのかもしれないから当然の結末なのかもしれないが。「震える舌」と並んで心にトラウマを背負ってしまった作品。