Sym.8: Schuricht / Vpo (1963)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 22/April/2012
さて、この演奏(ディスク)、どのように位置づけるかについて、当方はみなさまと少し意見が違うかもしれません。このディスクに聴く演奏は、「この日この時のシューリヒト&ウィーンフィルの心象を表わした演奏」ではないかと思うのであります。つまり、「シューリヒトの長年の経験を踏まえた晩年の総決算」ではないし、「シューリヒトとウィーンフィルとが出逢って初めて成就された独自のブルックナー」でもない。それはあくまでも、この演奏会のために、この日この時の「気分」をそのまま音にしていった、そういう演奏ではないか、と私は思うのであります。セッションの演奏とよく共通して、確かにシューリヒト的な特徴は出ているでしょう(早めのテンポ、基本淡白な表情、など)。でもそれが究極に磨かれているようでもないし、強い意欲として打ち出している感じでもないなあ。だからあのセッションの録音にライヴならではの感興が加わったとか期待すると、そういう出来栄えではないですな。録音のバランスに問題があるのか、ホルンが少し引っ込み気味で、全体の音像がシューリヒトの想定と、ここに聴くのは違っているかもしれませんがね。ま、なんにせよ、ブルックナーの第8交響曲に新たな名演が一つ加わったとかいうことはなく、シューリヒトという特別な演奏家のある日の演奏が数多のディスクに一つ加わったと位置づけるのがいいように思います。よほどすごい名演奏、なんて期待するとはぐらかされる恐れはありますよ〜。第5番ほどの驚きや感動は受けませんでしたね。録音は、基本、いいんですけど、例のマスタリングのせいかな、潤いに欠ける乾いた音。1 people agree with this review
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