豆太郎  |  愛知県  |  不明  |  04/July/2021

ヒッチコック作品には数多くのトップスターが出ていますし、ヒッチコック作品をバネにしてスターになった人も居ます。しかし、この作品には後世に名を残す大スターは一人も出ていません。それにもかかわらず、私はこの作品はヒッチコックの最高傑作であると思います。 　とにかく張りつめた緊張感が作品全体に流れています。 また、ロバート・バークス撮影によるパースペクティヴな構図が多用されていて、冒頭の列車内では、段々と緊密な構図になっていき、緊張と不安が次第に高まってくる撮り方をしている。一方、同じ列車内でのヤギの歌が聞こえる場面では、逆に弛緩した構図で撮影されており、このあたりは、ヒッチコック氏の遊びゴコロを感じさせられる。

 

son  |  秋田  |  不明  |  14/May/2007

主人公の恋人の妹、メガネをかけた人はヒッチコックの娘です。ブルーノは実際にいそうな感じがしてかなり不気味です。音楽は西部劇等で有名なディミトリー・ティオムキン。この映画はエンディングが見所です。よもやこんなエンディングを持ってくるとは！予想を超えた展開に私は打ちのめされました。主人公ガイを演じたファーリー・グレンジャーは、「ロープ」の犯人役の一人として登場しています。