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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

CD Emi Classics 1300 62 J.S.Bach:Toccata And Fugue

Emi Classics 1300 62 J.S.Bach:Toccata And Fugue

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  25/February/2010

    昔、「オーケストラの少女」(1937年製作)や「ファンタジア」(1940年製作)という音楽映画でストコフスキーがPPOを振っていた頃前後に録音されたバッハ・トランスクリプション盤から何種類も同企画物がリリースされ、最近ではストコフスキーの編曲品という処に目をつけて別の演奏家がバッハ/ストコフスキー作品ということで演奏録音しているのも有るようです。ストコフスキー本人の演奏物では私は本盤以外に1972年CPOとのライブ録音を聴いております。さて、本盤は有名なBWV565(演奏タイム9’36)とシュメッリ歌曲よりのBWV487(5’02)が1958年収録、その他お馴染のBWV578(同3’54),BWV582(同14’41)等9曲が1959年収録ということで1882年生まれでも比較的まだ先ほどの往年の色香が残っている頃の演奏盤であります。1974年のLSOとの録音はまだ聴いてはいないのですがその二年前の1972年CPOライブ盤でのBWV565が10’22、BWV582が15’02とやや弛緩気味?・・・これはこれで引っ張り具合が心地良いと私は思っています・・・なのに比すると演奏ってことバッハ・トランスクリプションに限定してもストコフスキーの芸術の到達点は何れなのか面白いものがありますね。私は本盤でシュメッリ歌曲よりのBWV487「甘き死よ来たれ」がソプラノ歌唱よりも恍惚感を伴っていたことや結構他の小品でも単に力技だけではやっていないストコフスキー芸術を感じました。なにはともあれ今の時代では聴けなくなった粘っこい・・・それもある普遍性を含んだ演奏がこれらにはありそこに価値を見出すのであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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