Musique Scandaleuse, Chamber Works: Stadler Wind.q, Etc
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レインボー | 不明 | 不明 | 23/December/2025
ユリウス・フチークは、チェコのマーチ王と呼ばれ、その名の通り行進曲や、ワルツ等で知られている。 近年は吹奏楽作品や管弦楽作品を集めた作品集も幾つかリリースされる等、以前程知られざる作曲家ではなくなったが、室内楽作品は殆ど知られておらず、1999年にリリースされた本CDは今持って貴重な唯一の室内楽作品集となっています。 このCDの収録曲は初期の作品から後期の作品までを収録しており、いずれも世界初録音とのこと。 行進曲では短調を駆使したオリエンタルな作品や、ウィンナ・ワルツ顔負けの交響的ワルツも残しているフチークですが、このCDで聴く作品はサロン的な作品やピアノ・ソロの作品の他、ファゴット奏者だったフチークらしく、ファゴットとクラリネットのための作品という変わった編成の作品も幾つか収録しており、いずれもメロディメーカーらしいフチークの魅力が存分に味わえる作品です。 演奏者は複数おり、1番多く登場しているのが、シュタードラー弦楽四重奏団、次いでシュターミッツ弦楽四重奏団員、他にはピアニストでヴィエラ・ミュレロヴァー等が登場している。 いずれも世界初録音と言うことを考えると十分な出来の演奏です。 録音は1998年頃で、スタジオでのセッションなので音質は良好です。 マニア向きの濃い内容のアルバムですが、フチーク・ファンは聴いておいて損はないでしょう。1 people agree with this review
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