反形式主義的ラヨ-ク
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Tan2 | 神奈川県 | 不明 | 09/April/2021
この楽譜は、ショスタコーヴィチが密かに作曲して仲間内で楽しんだいわくつきの曲の日本版です。もちろん生前には公表されておらず、作曲者没後の1989年にチェロ奏者で指揮者のロストロポーヴィチがワシントンで初演して一躍有名になりました。 いうまでもなく、ソビエトでは芸術の規範として「社会主義リアリズム」を掲げ、それに反する「西欧ブルジョア的芸術」を「形式主義」として批判しました。「ラヨーク」とはロシアの「からくり人形芝居」です。つまり「版形式主義的ラヨーク」とは、「ソビエトの芸術の規範に沿った人形芝居」といったもので、スターリンやジダーノフ(ショスタコーヴィチらの音楽を「形式主義的」と批判した共産党幹部)を模した人物が登場します。 ということで、ショスタコーヴィチが共産党からの批判を「皮肉った」内容になっています。 ショスタコーヴィチ自身が「注書き」や「出版社から」といった前書きも書いており、タイトルの注書きには「音楽防衛部(OMB)の発表によると、著者たちを検索中である。OMBは彼らが検挙されることを確信している」などと穏やかならぬことが書いてあります(もちろんジョークです)。 しかし、その程度に当局に露見したら身に危険が及ぶような曲だったわけです。 この日本版には、訳詞は当然ながら、そういった「注書き」や「前書き」、そして必要な解説がそろっています。 この曲の録音は国内では発売されていませんが、輸入盤にはいくつかありますので、この楽譜・訳を見ながらCDを聴いてみると面白いと思います。ショスタコーヴィチのシニカルなユーモアを存分に味わえること請け合いです。0 people agree with this review
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