Sym, 7, 8, : Abbado / Bpo (1999, 2000)
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 19/June/2013
アバド指揮によるベートーヴェン交響曲第7,8番と言えば1960年代後半にDECCAに録音したVPO盤の第7番(1966年録音、タイム@13’10A9’47B10’06C9’02)、第8番(1968年録音、同@8’58A4’05B4’47C7’35)が私などの世代では30代アバドの若さの迸った演奏で新鮮だった事を覚えております。その後アバドのベートーヴェン交響曲に関してはVPOそして二度のBPOとの全集盤がリリースされており、ワーグナーが「舞踏の神化」と称揚したディオニソス的ともいえる第7番、同時期に作曲された愛らしいユーモアさえ感じさせる古典的で小規模な第8番という好対照をなす二曲についてはカップリングの為かアバド演奏分でも頻繁に引き合いに出されます。本盤は上記の各全集分の内BPOとの一度目の分で第7番(タイム@13’22A7’55B8’46C8’08)が1999年収録、第8番(同@8’41A3’54B5’30C6’58)が2000年収録と夫々なっております。この頃アバドは66〜7歳でBPO責任者として色々苦労に加え体調不振も抱えていた時期である事と本演奏がベーレンライター版によるものなのかそれまでのBPOの重厚なアプローチとは異なった印象を持ちました。演奏が「響き軽い」のかどうか私などにはわかりませんが第7番では第1楽章冒頭ソフトな当りで厳めしさは皆無、だらける寸前で主部に突入しつつ管楽器の微妙さも一応聴かせます。第2楽章も粛々というより柔らかい肌触り、変奏形式なので音量を抑制したりして変化をつけます。第3楽章も抑えた音から上げていく過程もこの勇ましい交響曲に繊細さを見る思いです。最終楽章は酒精神バッカスの踊りの如く繰り返しの「しゃくりあげ」の陰影から〆へは前のめり気味に畳み込んで行きます。私自身はこのアプローチでは第8番の方に軍配をあげました・・・第1楽章切れの良い古楽器演奏のような感じで時には速いテンポが活きた様です。詰めの盛り込み流しが素晴らしいです。続く楽章はやや表情をきつく強調します。第3楽章のトリオ部分のホルンの線太さ、前後のティンパニーのきつさが逆に美しいです。最終楽章もフレーズの工夫と共に割りと厳しく展開しますが・・・正直ちょっと退屈気味に感じた処も・・・。追加情報で他のDG全集からの両曲タイムをメモしておきますね・・・VPO指揮分第7番(1987年録音、同@14’30A8’37B9’03C8’56)、第8番(1987年録音、同@9’42A3’53B4’51C7’18)、二度目のBPO指揮2001年ライブ分第7番(同@13’34A7’38B8’58C8’12)、第8番(同@9’21A4’13B5’48C7’12)。又、非正規盤では1984年LSOを振ったものもある様ですが詳細未確認であります。ただ何れの演奏もかつて聴いていた低い重心のベートーヴェン交響曲演奏とは趣きを脱してはいるもののアバド自身強烈な個性で引っ張って行くスタイルではない為か・・・ちょっと巧く言えませんが・・・何か年々歳々的演奏に止まって・・・可もなく不可もなくといった辺りに収斂してしまいました。向上音質には注目でしょうか。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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