Chopin (1810-1849)

CD 27 Etudes: Khouri(P)

27 Etudes: Khouri(P)

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    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  16/January/2010

    我々の記憶装置に巣食う「良い演奏」を望む人に、この録音は絶対に薦めない。ショパンやベートーヴェン時代のフォルテピアノの特徴は低音域、中音域、高音域の音色がバッサリと分かれている。ショパンの作曲に当時の楽器が影響を与えていたと考えることは自然だ。コウリは当時のピアノにそのまま現代的なピアノでの解釈を乗せている(これは戦略だろう)。これが抱腹絶倒のギャグになる。バンジョーとか津軽三味線で奏でられるようなショパンの世界。異常だ。コウリはベートーヴェンの録音もしているが、そちらは曲の本質を的確に射抜いたものだった。しかし現代的な解釈で鳴らされた当時の楽器は、ショパンの場合、醜悪かつコミカルな勘違い演奏になる。さらに現代的な解釈では当時のピアノの持つ現代とは全く違う音域構造と倍音構造を、全く生かせていないことがわかる。結果現代ピアノの演奏から何が抜け落ちて、何が誤解されたのか、この演奏はその問題を突きつけてくる。この録音は変なものを聴きたい人、面白いものを聴きたい人に薦めますが、その奇妙さは、現代的解釈のショパンが、実はとんでもない勘違いの産物ではないかという問題に直結しているところが面白い。

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