Beethoven (1770-1827)

CD String Quartet.10, 15: Capet Q

String Quartet.10, 15: Capet Q

Customer Reviews

  • ★★★★★ 
  • ★★★★☆ 
    (0 posts)
  • ★★★☆☆ 
    (0 posts)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 posts)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 posts)

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 4 of 4 items

  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  兵庫県  |  不明  |  02/August/2010

    CapetSQ.の演奏は、不思議な事に全く古さを感じさせない、いつ聞いても、今日、演奏するのを聞くような普遍性を感じる。電気吹き込み最初期の録音でありながら、音の切れ味は鋭く深く、それでいて流麗で美しい。ドイツ流の深刻さにとらわれず、最晩年のベートーベンの世界を、壮大なスケールで描き、力にとらわれずに自然に構築しながら、非常な力動感がある。約100年にわたり、作品を驚くほど深く、求心的に捉えた不滅の演奏として、伝説的な評価が捧げられた。フランスのSQ.によるこの演奏は、文化の異なるあらゆる国の人々に受け入れられる、音楽の真の意味の国際性が在るのだろう。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    プリン  |  愛知県  |  不明  |  30/December/2009

     15番のカペーの演奏は、第1楽章に特に驚かされた。曲想から、テンポも 遅め、リズムも粘り気味になる演奏がおおいが、この演奏は、リズム は明晰、テンポも速めでありながら、この曲の威容を十分表現している。 第1バイオリンのカペーのひらめきは随所に現れ、ソロをやったとしても、 当時を代表する天才だったと思う.  音については、EMI盤より若干まさる。14番ほどの差はない。  ハープ4重奏曲は、曲の書かれ方の成果、録音の古さが比較的苦にならない曲でほとんどカペーでしか聞かない。  第2楽章のポルタメントを使い、ゆったり歌うさまは、比較する者がない見事さである。 第1楽章も地上的重さが少なく、ぬけきった演奏だ。  EMI盤よりだいぶ鮮明だが、雑音はこちらが多く、第2楽章の主題を 歌う重要な部分で音が飛ぶ箇所があり、EMI盤が無難か。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  神戸  |  不明  |  14/March/2009

    CapetSQ.の演奏は、不思議な事に全く古さを感じさせない、いつ聞いても、今日、演奏しているような普遍性を感じる。電気吹き込み最初期の録音でありながら、音の切れ味は鋭く深く、それでいて流麗で美しい。ドイツ流の深刻さにとらわれず、最晩年のベートーベンの世界を壮大なスケールで描き、力にとらわれずに自然に構築しながら、非常な力動感がある。約1世紀にわたり、作品を驚くほど深く、求心的に捉えた不滅の演奏として伝説的な評価があった。この演奏には、文化の異なるあらゆる国の人々に受け入れられる、音楽の真の意味の国際性が在るのだろう。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    beethovenplace  |  海外  |  不明  |  13/March/2006

     14番収録のCDレビューにも書きましたが、現在残されているカぺーの演奏はほぼ全て、貴重かつ名演といえるものです。ことにベートーヴェンの演奏では、ブッシュと共に双璧です。古い録音だけに聴き苦しい点もあるでしょうが、そこは「許しもの」と呼ばれる後期のベートーヴェン、その精神を表現し得る数少ないカルテットですから仕方がありません。ベートーヴェンの14,15番のカぺーの演奏は私の人生の中で、知らぬうちに流涕しながら聴いた数度のうちの一つです。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 4 of 4 items