TOP > Used > Used > Mendelssohn (1809-1847) > [USED:Cond.AB] Piano Works :Kyoko Tabe

Mendelssohn (1809-1847)

Hi Quality CD [USED:Cond.AB] Piano Works :Kyoko Tabe

[USED:Cond.AB] Piano Works :Kyoko Tabe

Customer Reviews

  • ★★★★★ 
  • ★★★★☆ 
    (0 posts)
  • ★★★☆☆ 
    (0 posts)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 posts)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 posts)

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 1 of 1 items

  • ★★★★★ 

    あんぱん  |  京都府  |  不明  |  17/July/2009

    メンデルスゾーンファン、田部京子ファンどちらもが待ち望んだであろうこのディスクは、間違いなく期待通りの大成功といえるだろう。 15年以上も過去に録音された前回の無言歌集にてみせた、全曲落ち着いて穢れのない魅力的な物語の断片を、乙女チックに演出してくれる彼女の演奏。今回はもうちょっと深みの広がった大人の魅力がプラスされている。 正直もう聴きあきるほど猫も杓子も取りあげる「ロンド・カプリチオーソ」。ここにきて、まだ伸びるの余地があったのかと思ってしまうほど過去のものにない新たな魅力を気づかせてくれた。技巧に走るのでも、べたべたにロマンチックに歌い上げるのでもなく、ちょっと斜め上から見下ろすような彼女の解釈が、メンデルスゾーンという作曲家のちょっと頑固で澄ました態度とものすごく波長があっている。 そして思ったより録音の多くない隠れた名曲「夏の名残りのバラ」と「プレスト・アジタート」では、やはりこの曲がロンカプの裏に隠れてしまっていることの不条理さをはっきりと確信させてくれる素晴らしい名演。あまり技巧的な点では評価をしていなかったピアニストだが、ここにきてこの華麗なピアニズムの健在を知ることになった。もちろん、彼女らしく決して熱情的にも派手にもならず、あくまでも冷静にさらっとさりげなく(この言葉は語弊があるだろうが)弾ききっている様は見事。 これまた定番の厳格な変奏曲だが、「厳格」さは、曲の構造に一任し、彼女自体は自由な表現で曲の音楽的な魅力を弾き出すことに従事しているようだ。声部ごとの音のコントロール、各変奏ごとの性格のコントロール、一部の乱れもなく全変奏を見事に12分に引き出している。 実はここで一番感動したのが無言歌の「巡礼の歌」だった。こんな美しい曲があったなんて今までいくつかの無言歌集を聴き比べしていてもきづかなかった。この音色はどういうタッチで出しているんだろうか…。 全体的にペダリングが見事で、効果的な残響のコントロールはまさに天才的である。HQの録音の見事さよりも、彼女の腕による音の美しさのほうが大きいのではなかろうか。見事な音質と残響だ。 細かいことはなしにしても、総評としてやはり彼女のわが子を見下ろす母親のような愛情に満ちながらも冷静に一つ一つ大切に奏でていく音色とルバートの素晴らしさが一番の魅力であろう。本当に心地よい世界を終始堪能させてくれる。 メンデルスゾーンのピアノ曲、そして田部京子の演奏の中でも過去最高の素晴らしい音源であると大絶賛させていただく。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 1 of 1 items