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Mahler (1860-1911)

SACD [USED:Cond.B] Symphony No.9 : Eiji Oue / NDR Radiophilharmonie (2SACD)

[USED:Cond.B] Symphony No.9 : Eiji Oue / NDR Radiophilharmonie (2SACD)

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  • ★★★★★ 

    宗仲 克己  |  東京都  |  不明  |  01/January/2025

     大植英次の深い思い入れが結実した第9である。2009年6月28日サントリーホールでのライヴ録音。私は不覚にもこの演奏会を聴き逃した。歴史に残る名演をライヴで聴けた方々が羨ましい。第1楽章呈示部終盤のAllegro直前のシンバルの1小節ずれには驚かされるが、編集による修正をしていない証でもある。演奏の僅かな瑕疵は、演奏の本質に対する評価を下げるものではない。  本盤について必ず語られるのがテンポの遅さである。各楽章の演奏時間は、第1楽章・31分21秒、第2楽章・19分06秒、第3楽章・15分09秒、第4楽章・29分42秒、トータル95分18秒である。平均的な演奏時間を基準にすると、各楽章が2σ(σ:標準偏差)程度長い。トータル演奏時間95分18秒は、奇しくもロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団の2011年の録音とまったく同じで、ともに歴代最長記録となっている。ちなみに、マゼール/フィルハーモニアの各楽章の演奏時間は、第1楽章・35分38秒、第2楽章・15分48秒、第3楽章・14分52秒、第4楽章・29分00秒である。  作曲者自身がスコアにテンポの指示を非常に多く書き込んでいるように、マーラーの交響曲の演奏はテンポの設定が重要である。特に緩徐楽章のテンポは、遅ければ遅いほどよい(私の嗜好!)。大植英次は第1・第2ヴァイオリンを対向に配置し、1音1音を非常に丁寧に表現している。第2ヴァイオリンを特に重要なパートとして作曲したマーラーの交響曲は、ヴァイオリンの対向配置が表現上とても有効である。第1・第2ヴァイオリンを左右に聴き分けるのは快感でもある。第1楽章の第1主題の冒頭の第2ヴァイオリンによるF♯(4分音符)・E(2分音符)の下降音型で、F♯音をE音と同程度に長く伸ばすところは、スコアに忠実とは言えないが、これこそ音楽の表現の幅の広さである。随所で聴ける濃厚なフレージングも、自然で外連味がないので好感が持てる。第9の歴史的な名演を録音してくれた大植英次さん、これからも名演奏をたくさん聴かせてほしい。  現在までに録音されている交響曲第9番の200種類以上のレコードについて、以下に演奏時間の統計データを掲げておく。 購入の際の参考にしていただければ幸いである。ただし私が未聴の盤もあるため、平均演奏時間と標準偏差の若干の誤差はご容赦を願いたい。最長と最短については、滅多に更新されるものではないと思われる。 データは、「平均演奏時間/標準偏差」、「最長演奏時間・演奏者(録音年)」、「最短演奏時間・演奏者(録音年) 」で示す。 【全曲】「81分35秒/5分18秒」、「95分18秒・大植英次/ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー(2009年)、95分18秒・ロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(2011年) 」、「69分05秒・ヘルマン・シェルヘン/ウィーン交響楽団(1950年)」 【第1楽章】「27分41秒/2分14秒」、「35分38秒・ロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(2011年)」 、 「21分06秒・ヘルマン・シェルヘン/ウィーン交響楽団(1950年)」 【第2楽章】「16分05秒/1分04秒」、「19分22秒・オットー・クレンペラー/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1970年) 」、 「12分18秒・パウル・クレツキ/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1954年)」 【第3楽章】「13分08秒/0分57秒」、「16分24秒・オットー・クレンペラー/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1970年) 」、 「10分25秒・エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア国立交響楽団(1992年)」 【第4楽章】 「24分39秒/2分27秒」、「31分48秒・マーク・ゴレンシュテイン/ロシア国立交響楽団(2010年)」 、 「18分04秒・ブルーノ・ワルター/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1938年)」

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  08/March/2014

    バーンスタインともテンシュテットとも違う、目が据わった狂人のような感触の、独特の迫力を感じるマーラーだ。朝比奈隆の晩年のベートーヴェンのように、一音一音をこの上なくしっかりと音に出し、くっきりとした太線で描かれ表現されている。これがこの演奏会一回こっきりのものであれば残念なことだが、仮にこのスタイルでマーラー全集が作られたなら、その個性は今世紀に燦然と輝くだろうこと間違いない。

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  • ★★★★☆ 

    Salomon  |  広島県  |  不明  |  20/November/2009

    うーむ、三途の川の浚渫って感じ。怖い演奏。 マエストロ大植の丁寧なアプローチには感心するし、ところどころまるで初めて聞くような新鮮なテクスチャー。しかし、もう少し流れがよどまないようにしないと。私のように悪い頭の持ち主は、単位時間当たりの音楽要素がもう少し詰まってないと、つまりもう少しテンポがないと、音楽の中の視点・視座を見失ってしまう。こんな演奏は、ライヴでは聞けないんじゃないかな、集中力を要求されすぎて。実際、私は2日に分けて聞きました。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  01/November/2009

    おそらくは史上最も遅い部類に入るマーラーの第9だろう。過去の歴史的な名演を揚げるとすれば、戦前のワルターが70分前後、師匠のバーンスタインがCOAと録音した名演が約89分。これらと比べると、本盤の演奏の約96分というのは異常な遅さであることがわかる。まるでブルックナーにおけるチェリビダッケ(ミュンヘン・フィルと組んだ後年の録音)のようであるが、曲がマーラーだけに、こうした演奏も十分に許容範囲である。レコード芸術風に評価すれば、第1楽章は準推薦、第2楽章は無印、第3楽章と第4楽章はともに推薦で、トータルとして推薦に値する名演と評価したい。第1楽章はかなりの遅いテンポであるが、冒頭のヴァイオリンで奏される旋律に独特のためを入れたりするなど、はじめて聴くような新鮮な箇所もある。ややもたれる感もないわけではないが、聴きどころには事欠かない。第2楽章は、テンポの遅さが完全に裏目に出て、音楽が全く流れない。マーラーの作曲したシニカルな舞曲が、これでは台無しである。ところが、第3楽章。これもテンポは遅く、かのジュリーニ盤を思わせるが、ジュリーニ盤とは異なり決してもたれるということがない。それどころか、踏みしめるような思いリズム感が、内包するシニカルな悲劇を我々聴き手にダイレクトに伝えてくれる。これだけの遅いテンポで、最後まで緊張感が揺るがないのは、とてつもない至芸であると思う。第4楽章は、師匠のバーンスタインと表現が酷似。ゆったりとしたテンポで、マーラーの絶世の名旋律を心ゆくまで歌い抜いている。それにしても、ハノーファー北ドイツ放送フィルは、よくもこのような個性的な指揮についていったものだ。これは、相当に練習したであろうし、指揮者とオーケストラの深い絆がないとできない至芸であると言えるだろう。

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  • ★★★★★ 

    adagietto  |  不明  |  26/October/2009

    ボヘミア的哀愁を帯びたマーラーだ。恐ろしいほど切ない冒頭から見事だ。驚異的に枯れきったクレッシェンドも実にすばらしい。渾身の力をふりしぼったクレッシェンドも息をのむばかりで,ここで大植は,音楽を大きくデフォルメさせながら,しかも透徹した結晶化を実現している。しかも表現が全く人間の心しか感じさせないのだ。特にすばらしいのは終楽章で,これはまさに精妙の極みといえよう。有機的な音と雄大な響きを生かし抜いた名演である。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  26/October/2009

    11年間苦楽を共にしたオケとの別れにあたって指揮者がこの曲を選択するのは良く分かるし、インタビューによれば、故郷の広島でこの曲を演奏することにも相当の思い入れがあった様子。私も当日、会場にいた一人だが、その特別な曲のライヴ録音がサントリーホールの聴衆らしからぬ盛大な会場ノイズに見舞われたのは全く御愁傷様。フライング気味の拍手は残してあるが(実際にはもっと早いタイミングで拍手が始まったと記憶しているし、私も拍手は不要と思う)、終楽章終盤は明らかに録り直しが行われたようで、CDとしては問題なし。夜ではなく日曜午後の演奏会だったのも(この点、6月28日夜というライナーノートは誤り)、録り直しの可能性を計算に入れた設定だったのだと思う。さて、肝心の演奏について。指揮者の思い入れのほどは第1楽章第1主題の凝ったフレージングからして一目瞭然だし、オケも本当にうまくなった上に誠心誠意の演奏だったと思う。問題はやはりテンポ。大阪フィルとの第5の件から見ても、この遅さはオケが曲を咀嚼しきれていないせいではなく、指揮者の確信犯的な解釈と見るべきだろう。もちろんご存じのような曲だから両端楽章が遅いのは全く構わないし、シャイーのように推進力を犠牲にしてもポリフォニックな、彫りの深い彫琢をめざそうという行き方があってもいい。それでも第2楽章の第2ワルツ、第3楽章の基本テンポなどについては、遅さを必然と納得させられるほどの説得力が感じられなかった。残念。

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  • ★★★★☆ 

    gaku  |  愛知県  |  不明  |  24/October/2009

    演奏時間から大変注目していたCDだった。が、諸兄が言われるようなバーンスタインとの比較には及ばない演奏のように感じた。ただ並の演奏ではないことは確かだ。最近のマーラー演奏では特筆に値する。改めてこんなに複雑な曲だったこと、ポリフォニーを目の当たりにし大変興奮した。ただ、その遅いテンポから窺える、あのチェリビダッケのような至上の世界感には程遠いのも確かだ。

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  • ★★★★★ 

    静岡のMahler  |  静岡県  |  不明  |  24/October/2009

    静岡公演に行きました。小さなホールですが熱気は一番でした。途中から拍手がしたくてたまりませんでした。演奏時間は長かったようですが、最高のしふくの時間を過ごすことが出来ました。最後の音が消えた後も静かな時間が素晴らしかったです。人と人のつながり、思い等、いろいろなものが音になってホール一杯に鳴っていました。テンシュテットの5番の静岡公演以来の最高の思い出になりました。このCDも終生大事に聴かせていただきます。大植さんありがとうございます。

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  • ★★★★☆ 

    wilhelm.hans.otto  |  広島県  |  不明  |  22/October/2009

    大阪公演を聞きに行きました。あまりの演奏の遅さにびっくりでしたがライブの緊張感も相まって素晴らしい演奏会を堪能できました。大植のマラ9は大フィル定期でキャンセルとなった経緯もありその時の分の気持ちもこもっていたのでは?と勝手に解釈してます。本CDの東京公演も基本的には良いのですが第1楽章100小節目のシンバル1小節飛び出しは残念!ということで、星4つです。

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  • ★★★★☆ 

    ジミー大東  |  大阪府  |  不明  |  22/October/2009

    聞きました。 確かに最後の拍手があまりにも不自然でした。 指揮棒を振り下ろしていないうちの拍手とブラボーマンと推測されました。静寂が台無しですね。 この曲は、拍手もブラーボーもなしでもいいくらいで静寂に浸ったまま帰ってもいいぐらいですので、そういう習慣でもできればいいのですが。 演奏が良かっただけに、このフライングは残念ですね。 むしろ、拍手とブラボーは収録しなくても良かったのでは。 演奏は5星です。 でもCDの評価ですので、EXTONにマイナス1 で星4つです。

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  • ★★★★☆ 

    ウォルフガング  |  埼玉県  |  不明  |  17/October/2009

    何故かマーラーノ9番の終楽章になると本当に咳払いが多くなりますね。 当日私も聞きにいっていましたがほかの9番の演奏会でも多いですね。 弦の素晴らしい聞かせどころなので余計に緊張してしまうのでしょうか。 この曲があるとなるべく演奏会に出かけるようにしています。 大植さんとオーケストラの一体感はよかったですね。 最後のところは誰かの言うとおり取り直してあるといいかなとも思います。 最近のではエッシェンバッハとフィラデルフィアはの9番は私には最悪でした。またバーンスタインとNYフィルの9番(1970年)は生で聞いた最初のものでした。いまでも強烈な印象をもっています。イスラエルフィルもよかったですが・・・・・・

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  • ★★★★★ 

    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  12/October/2009

    ここはCDのレヴューを書くべき場であることは承知の上ですが、やはり他の方と同様、演奏内容に触れざるを得ません。東京の2日前の静岡公演に接し、大変な感銘を受けました。この曲は国内外で多く実演に接してきました。昔ザルツブルクやベルリンで聴いたハイティンクとウィーンとかアバドとベルリンなど、数々の印象深い公演を体験しました。しかし、この大植さんの当夜の演奏から受けた感銘に比肩する「第9」の記憶をたどろうとすると、もう四半世紀以上も前の彼の師匠であるバーンスタインとイスラエルによる伝説の来日公演ぐらいしか私の記憶には浮かびません。確かにCD化されると実演とは感銘が異なるでしょうが、期待しないわけにはいきません。 静岡でも終演後はブラボーの嵐でしたが、こちらでは大植さんが完全に指揮棒を下ろすまで、針を落としても聞こえそうな沈黙が守られていました。

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