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MITSUTOSHI KYO

Books 世界最高のクラシック 光文社新書

世界最高のクラシック 光文社新書

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  • ★★★★☆ 

    snk  |  北海道  |  不明  |  18/April/2021

    本書は全5章で構成され、第1章は19世紀生まれの大指揮者ということで、フルトベングラー、トスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュが取り上げられている。この人選は誰も異論が無いだろう。ただ第2章以下は、第2章「現代にあってなお幸福な指揮者たち、または擬古典主義の平和」、第3章「普遍化を目指した指揮者たち、または20世紀が夢見た美」、第4章「エキゾチックな指揮者たち、またはコスモポリタンの喜び」等となっており、そのためかエンリケ・バティスまで第4章に入っている。本書出版後に同著者により「生きていくためのクラシック」が上梓され、両書で取り上げている指揮者は筆者にとっての一軍と二軍の扱いのように思われる。さすれば、ムラヴィンスキーやジョージ・セルが二軍の扱いを受けていること、そしてミュンシュやフリッツ・ライナーに至っては名前も挙がっていないのは全く理解に苦しむ。それは本書の構成が上記のような区分けによることで漏れたのかもしれないが、取り上げる指揮者の人選にもう少し普遍性を持ってほしいと願うものである。

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  • ★★★★★ 

    ゆずぽん  |  兵庫県  |  不明  |  27/August/2013

    小学生の頃の校内放送や音楽の時間にクラッシックを聴いてから、初めて親にレコードをねだったのが自分から音楽を聴きたいと思った最初でした。その後、深夜放送を聴くようになって音楽の世界が広がりだし、私の興味はグループサウンズ、歌謡曲、洋楽ポップス、フォーク、ロックへと移り、最後にはジャズに行きつきました。ただ、ジャズしか聴かないというのではなく、私の心中には自分の一生の間に少しでも多くの様々な音楽を聴いてみたいという欲求が常日頃からあり、今日でもそれを実践し続けております。そのため、「のだめカンタービレ」を観たり、たまにCMで使われるクラッシックがあったりすると、「はて?何という曲で、演奏者は?」って気になって検索したりしています。決してクラッシックに疎遠になっていた訳ではなかったのですが、このたび、妻が映画「オーケストラ」を観たことがきっかけで、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなり、ネットでいろいろ検索してどの演奏者のいつのCDを買えばいいのかとあれこれ探してみました。たまたま、購入したCDは満足のいくものでしたが、改めて自分のクラッシックの知識の乏しさを思い知らされました。それから、クラッシックにに対する知識を深めるとともに、CD選びの指標として多くの書籍を読むようになりましたが、この本はその中の一冊でした。オーケストラの指揮者について書かれておられていましたが、著者の方は結構辛口で、数多いる中から取り上げているにも拘らず、時には対象者をバッサリ切り捨てるような事も書かれており、残念ながら貧相な知識しか持たない私にとっては「へぇ、有名でもそういう違いがあるのか!」って非常に興味深く面白い内容でした。クラッシックに詳しい方が読まれたら、もしかしたら反感を買うような事が書いてあるのかも知れませんが、少なくとも私にとっては著者の方の分析、評価の仕方についてはとても役に立つもので、これからクラッシックへの造詣を深めていく上での参考にしていきたいと思いました。

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  • ★★★★☆ 

    伊東洋輔  |  神奈川  |  不明  |  02/October/2006

    初心者向きの本としては目下最良に位置するクラシック本であろう。マニアが読んでも成る程、そういう観点でこの指揮者は解釈出来るのか、と再考させる説得力がある。まあ一部の指揮者観には?な部分もあるし、あとマルティノン、クリュイタンスといったフランス系の指揮者への言及が抜け落ちているのが不満といえば不満だが、某氏や某某氏(武士の情けで名は伏す)の手による「入門書」よりは安心して手引き書としてお奨めできる内容。売れたのも納得。

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  • ★★★★☆ 

    yass  |  大分県  |  不明  |  05/May/2006

    これは他の許氏の本と比べると、随分大人しい内容だ。より初心者向けに書いているせいか?それでも彼のこだわりがキチンと書かれていて、初心者がこれを読んでどう思ったか、ぜひ感想をきいてみたい。 ところで、最近思うのだが、ぜひ許氏にはNTVの「世界一受けたい授業」に出演してほしい。クラシック・ブームと言われている(私はそうは思っていないが)今、彼がどんな授業をするか見てみたいのである。青島広志ばかりじゃ、飽きてしまう(本のレビューじゃなくなってしまった。失礼:笑)。

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