Kabalevsky, Dmitry (1904-1987)
[USED:Cond.A] Complete Piano Concertos : Korstick(P)A.Francis / NDR Radio Philharmonic (2CD)
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ココパナ | 北海道 | 不明 | 09/March/2021
生年1904年、没年1987年。ソ連で活躍した作曲家、ドミトリ・カバレフスキー。しかし、彼の作曲家としての功績に関する国際的な評価は十分とはいいがたい。簡単な指標として、彼の作品の録音機会を考えてみても、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフといった人たちに比べて、圧倒的に少ない。もちろん、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフでは「比べる相手が悪い」とおっしゃる方もいるだろう。ある面ではその通り。彼らに比べて、カバレフスキーの作風は保守的で、斬新さに足りないところがあり、作品の量的ヴォリュームでも劣っているだろう。しかし、だからといって軽んじてはいけない。聴いてみると、カバレフスキーには、カバレフスキーなりの「面白さ」が横溢しているのだ。そして、そんな面白さをストレートに伝えてくれるアルバム。それが当盤。ドイツのピアニストで、ベートーヴェン演奏に定評のあるコルスティックによるピアノ協奏曲全集だ。 「ベートーヴェン演奏に定評のある」と書いたが、私にはコルスティックのベートーヴェンは、ややメタリックで光沢がありすぎるところがあって、そこまで好きではない。その一方で、このカバレフスキーの楽曲は、コルスティックのスタイルにドンピシャ!明るくて、ノリがよくて、リズム感に鋭い。中でも協奏曲第2番、第1楽章の圧巻のカデンツァは、最高の聴きどころだ。叙情的な第1番、牧歌的な第3番、瀟洒な第4番と、楽曲の個性を踏まえながら、軽やかに鋭く、スピーディーに弾きこなす彼のピアノは、いつだってキラキラと輝いていて、これらの楽曲を最高に魅力的な形でプレゼンテーションしてくれる。パーカッションや木管とのスリリングな応答も最高。まさに「演奏が楽曲を活かす」好事例だ。 シューベルトの4手のための名品「幻想曲」をアレンジしたものも、他では聴く機会のほとんどない貴重なモノ。メロディアスな狂詩曲も収録されていて、カバレフスキー入門にも絶好のアイテムとなっています。1 people agree with this review
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プリン | 奈良県 | 不明 | 05/March/2018
3番の協奏曲は平易な曲ながら聞きごたえがあった。2番はCDの解説書によると 成功作とかかれているが、ピアノの扱い方、1楽章の出だしはラフマニノフの3番によく似ているが大分見劣りする内容に聞こえる。1番はさらに落ちる。4番は断片的作品。他の小品は楽しめた。0 people agree with this review
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 02/August/2016
大衆的でわかりやすいと評される作曲者ですが、ピアノ協奏曲第2〜3番は奥深いと思います。子供のための音楽を多く作った作曲家でもあり、わかりやすい曲です。しかしそれとともに神々しいばかりの雰囲気が漂うピアノ協奏曲と感じます。1 people agree with this review
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ナマコ人間 | 長崎県 | 不明 | 04/April/2013
崇高さや難解さ、沈鬱さや新奇さだけが芸術ではないことを教えてくれる、高品質のアルバムです。大衆的と言われようが平易と言われようが、この作品集に収められたのが天才作曲家による極上の音楽ということに変わりはありません。またコルスティックが非常に素晴らしい演奏をしており、コルスティックのファンにもおすすめです。1 people agree with this review
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