monade  |  東京都  |  不明  |  07/February/2010

ヴァルヒャの弾くバッハのオルガンがまったく心に響かなかった僕が、やっと辿り着いた、これが僕の探し求めていたバッハのオルガンだった。テクニックに走らず、一音一音、人生という時の中に刻み込むような演奏に身震いした。音楽というものが、確かに祈りだった頃の、そんな余韻を感じる素晴らしいバッハのオルガン。

 

コバピー  |  新潟県  |  不明  |  25/February/2009

自由楽曲はコープマンの様なハラハラとさせるものは無いにせよ､重みのある正統な演奏です｡速さも聴きやすいテンポで演奏してくれているので､中庸なものをお探しならおすすめです｡しかし､コラール編曲の演奏には､あまり装飾を施してないため､ある種平淡なものに聴こえがちになっているのが勿体無かったかなと思いました｡ ただし､全く演奏されないフーガハ短調BWV.562-2､幻想曲ハ長調BWV.573の各未完作品が演奏されているところが注目に価します｡特にフーガハ短調は､その主題の美しさに演奏されずにあったのは誠に残念で､ここで取り上げられたのは大変な喜びと言えます｡

 

Klaus  |  奈良県  |  不明  |  25/April/2003

この演奏を聴いていると、肩の力が抜けて、心身がリラックスできる。決して、だれたり退屈なわけでもない。時間の経つのも忘れて、聞き入ってしまった。個人的には、ヴァルヒャ盤、リヒター盤には無い良さを感じました。それと、録音がすばらしく、まるで実際にバッハゆかりのオルガン巡りをしているような興奮を覚えました。（大袈裟じゃないです）