[USED:Cond.AB] Violin Concerto: Menuhin(Vn)Furtwangler / Po +mendelssohn: Bpo
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カニさん | 兵庫県 | 不明 | 04/January/2018
面白かった。1947年のフィルハーモニー管弦楽団は、カラヤンのオーケストラ。ベートーベンのヴァイオリン協奏曲では、冒頭こそ、フルトヴェングラー、だが、第一楽章では、メニューインのヴァイオリンが始まると、完全にフルトヴェングラーを無視している。1度、主導権取り戻そうとするが、無駄だった。第一楽章では、ほぼ、フルトヴェングラーは、フィルハーモニー管弦楽団の音に合わせてタクトを振って踊っていただけだろう。(ああ、おかしい。) 第2、第3楽章では、フルトヴェングラーは、頭を切り替えて、クエンペラーの様に、ヴァイオリン演奏を包み込む様に、インテンポで、タクトを振りきった。まさに面白い。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、手兵のベルリン・フィルだけに、しかも、1952年だけに、メニューインのヴァイオリンの癖を知り尽くしたのか、こんなアメリカ的演奏が出来るのだと、キチンと振っている。しかも、メニューインのヴァイオリンを先導するように演奏したり、ミスしそうな所で、しかりとフォローしている。そして、オーケストラの音は、間違いなくベルリン・フィルなのだ。こんなところが、まさに、フルトヴェングラーだ。0 people agree with this review
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