[USED:Cond.AB] Chopin Piano Sonata, 2, Schumann Kinderszenen, Carnaval, Vogel als Prophet : Cortot
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eroicka | 不明 | 不明 | 03/June/2012
1953年ロンドンでのEMIのスタジオセッション録音を集めたもの。80歳近いコルトーの技術は衰え、特に葬送や謝肉祭で所々ミスタッチがあるが、それもまた味わいと受け止める度量が聴き手にあるか否かで評価が分かれるだろう。「コルトーの晩年は演奏技術がヨレヨレ」という先入観を刷り込まれていたため、長年敬遠してきたが、実際に聴いてみると意外に悪くない。LP初期にしては(EMIらしい?)さえない録音だが、コルトーの最盛期のSP時代に比べて録音技術が進歩したため、音色やタッチの美しさはしっかり記録されている。LP時代にしてはこもった音質だが、ギーゼキングのモーツアルトやドビュッシー、ラヴェルと同等かやや下で、同時期のDGや米コロンビアの録音水準に比べてやや劣るのは仕方ない。オバートソーンによる「板起こし」の復刻は、上出来とはいえないまでも、この値段やアルバムのコンセプトを考えれば、満足すべき水準だ。0 people agree with this review
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Theta | AUSTRALIA | 不明 | 15/June/2010
LP起こしのようですがそんなに上手な復刻ではなく、角が取れたというかぼやけた音で、魅力は半減以下。ショパンは新星堂のシリーズ、子供の情景はEMI正規盤の方がいい音です。とはいえ、コルトー最後期1953年のセッションをまとめて聴けるというコンセプトは面白い。解説や批評ではミスタッチうんぬんが強調されていますけど、コルトーのほかの演奏と比較して特に目立つというほどでもないです。それ以上に、晩年のコルトーが達した、ピアノを通じた人間の表現力の極地ともいえるような世界を、心ある人なら味わえると思います。ピアノの生徒さんのお手本には…ならないでしょうけどね。1 people agree with this review
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