ハンス  |  世田谷  |  不明  |  13/October/2006

全曲を通して最もパフォーマンスの高いベト全の一つだと思います。なぜ話題にならないのかな？「いぶし銀」とか「伝統の音」やら、さして魅力に乏しい演奏に対して付されがちな安っぽいコピー・フレーズからは最も遠い、マッチョで金剛石な名盤。力強い上に歌にも欠けていない。ショルティはマーラーだけではなく、古典においても素晴らしい。もちろんシカゴ響あって成し得たことだけれど。

 

いやみなぶらいあん  |  世田谷区  |  不明  |  20/February/2006

ショルティはあまり日本では人気がないのかしら？この全集、皆さんが想像しているよりはずっといいと思う。まずスコアに忠実でオケの機能性を生かして、各動機や曲の構造が非常に判りやすい。テンポもゆっくり目でいつものせかせかして力み勝ちな欠点があまり出ていない。６番などニュートラル、端正でとてもよい。新刊行版だとかピリオド楽器だとかはたまた 精神性だとか、そういったものをとりあえず置いといて平静に聴いてみれば結構美点の多い演奏だ。ショルティは決して悪い指揮者ではない。実力は確かなものがあるのだ。

 

鉄血桃太郎  |  yamanasi  |  不明  |  07/September/2004

ショルティは６０，７０年代のトンガッテいた頃が一番面白い。ベートーヴェン交響曲全集も数種類持っているが、最も手が出るのはこのショルティ盤である。優秀な演奏と録音によって現代管弦楽演奏の粋が味わえる。ここに聴くパワーは,下手な伝統的演奏など銀河系のはるか彼方へ吹き飛ばしてしまうだろう（笑）。