Complete Symphonies : Simon Rattle / Wiener Philharmoniker (5CD)
Showing 16 - 30 of 41 items
-




I amSterdam | 東京都 | 不明 | 01/April/2010
ベートーヴェンの音楽が持つ器楽的性格を非常に見事に表現した傑出した名演奏です。と同時に、ベートーヴェンの音楽の本質とも言える「明るさ」「軽妙さ」も見事に描き出されていて、手垢にまみれたベートーヴェン演奏からは想像も出来ないまったく新しいベートーヴェン像がここにはあります。思えばハイドンから会得したであろうベートーヴェンのユーモア精神がここまで活かされた演奏というのは、さほど多くないのではありますまいか。とにかく遊び心に満ちています。さらに言うなら、ラトルにとってピリオド・アプローチはもはや身構えてするものではなく、ごく自然に身についたものなのでしょう、かつてのアーノンクール盤で聴いたような「ぎこちなさ」は微塵もなく、驚くほど柔軟でこなれています。ウィーン・フィルの側から録音のオファーがあったというだけのことはあって、オーケストラも秀逸!長い歳月を経た演奏慣習で作られた、しかつめらしいベートーヴェン像を一蹴する、聴いていて愉しい音楽といえましょう。7 people agree with this review
-




アカキ | 北九州 | 不明 | 04/January/2009
田園を聴いた。田園を聴けば全体の出来は推測できる。前半が良くない。なんだろう、これが本当にウィーンフィルなんだろうか。前半のこの薄っぺらい音は何だ。おまけにフラフラと千鳥足。聴いてはおれない。変な演出が多すぎる。細工がせこい。ベートーベンはこんな音楽を書いたはずがない。音楽はいろいろな演奏があっていいはずだし聴き方だってあっていいことはわかっている、だがこの田園はいただけない。全曲聞く気が無くなった。8 people agree with this review
-




guinness | kawasaki | 不明 | 28/November/2008
これはラトルの代表的な名盤だろう。これで失敗していたら今の彼は無いだろう。この全集を過ぎてベルリンフィルのシェフになってからの低迷振りは真に残念だ。2 people agree with this review
-




植木鉢 | 東京都 | 不明 | 31/December/2007
音楽を聴いて、指揮者が言いたい事を解ろうとする努力に敬服します。僕なんかこの9番なんかタダ大音量で聴いて楽しみたいと思います。合唱なんか凄いですよ。叫んでるんですから。イギリスの田舎の合唱団にとってはウィーンフィルとの競演が相当嬉しかったんでしょう。そうゆう音楽の悦びが伝わってきます。他の曲も素晴しい。全体的に緩徐楽章がとてつもなく綺麗。3 people agree with this review
-




奥白根 | 横浜 | 不明 | 09/March/2007
深い感動、とは言い切れないけど、中々良いんじゃないですか。田園は綺麗ですね。だけどEMIは録音が悪いなぁ。マーラー9はだぶついた低音だったけどこっちは低域が弱すぎる。そういう演奏だったんだろうけど。2 people agree with this review
-




Rangzen | 千葉浦安 | 不明 | 23/December/2006
このCD酷評する人結構いますね。私は聴いてみるまでは判らないと思っていました。この度遅れ馳せながら、国産盤で再発されたと聴き即購入しました。いいじゃないですか。1枚目の1番聴いた途端、驚嘆しました。続けて3番も聴いて、これまた第2楽章なんか大抵の作品よりもいいじゃないか、とさえ思えました。その他、5番、7番も最高でしたね。8 people agree with this review
-




NMN | 東京 | 不明 | 23/December/2006
古典音楽をロマン主義的に演奏することによって、多様な音楽的解釈を表現したのが二十世紀の演奏だとするならば、このラトルの演奏は新古典主義的であると思う。古典音楽が本来持っている単純な旋律、和声、テンポ、ダイナミクスが改めて提示されることによって、音楽の根源的機能が発現した非常に楽しい音楽だと思う。6 people agree with this review
-




safari | fukuoka | 不明 | 04/November/2005
今まで聴いてきたベートベンは、なんだったんだろう・・・いくつもの、評価の高い指揮者や演奏者のCDを買いまくっていたが、同じようなスタイルをただ集めていただけの様に思う。最初は何か物足りないものを感じたが聴き込んで行くと、これが本物ではないかと思えるようになった。固定概念を捨ててこのCDを聴いて欲しい。これでベートベンがさらに好きになった。6 people agree with this review
-




bravo | Osaka | 不明 | 09/June/2005
一言で言うと、ユーモアの塊の様な演奏群。眉間にシワを寄せて音楽を聴く人には耐えられない挑発でしょう。しかしラトルのジョークは一流です。その大胆な奏法の変更は、ベートーベンの音楽を、今までに無いくらいに、驚くほど新鮮に描き出しています。ウィーンフィルの活き活きとした演奏も魅力。全集としての価値で言うなら従来の巨匠の全集に何ら劣るものでは在りません。5 people agree with this review
-




いやみなぶらいあん | 世田谷区 | 不明 | 07/May/2005
私、思うのだが彼ラトルや小沢は非常に厳しい状況に置かれているのではないかと。表現する人間としてだが、ある意味カラヤンはそういった状況の先鞭というか未だに象徴か?アバドは血筋も環境も完璧で優等生、見えざる手のご加護か病を経て素晴らしい表現(ファルスタッフ等)を出来た。ムラビンスキーは異型(畏敬)の天才。・・・と、色々考えさせられた。難しい事は判らないが彼がチャレンジしている事は感じられた。2 people agree with this review
-




mm | 大阪府 | 不明 | 02/March/2005
ワルターやフルトベングラー、シューリヒト、カラヤン等の全集はもはや破棄してしまっても良いだろう。 「ベートーベンが何をしたかったのか?」ということを情念や感情ではなく、技術と構築力で語った革新的な全集。 ウィーンフィルとラトルの相性も大変良く、特に『田園』の美しさが際立つ。 旧来の演奏スタイルがナンセンスに聞こえる程内容に富んだ演奏も、足りない点といえば職人的な出来という点か。しかしそれは彼の意図するところではない。 いずれにせよ、全集としてここまで完成されたものも珍しい。6 people agree with this review
-




七海耀 | さいたま市 | 不明 | 26/October/2004
このセットの意義は、21世紀初めてのVPOベートーベン交響曲全集であり、それもVPO初のバーレンライター版による演奏というところにある。短いフレージング、鋭い攻撃的アタックなど、ひところのアーノンクールやブリュッヘンを思わせる。個人的には1番と3番が気に入った。最近のノーリントンと比べてどうなのだろう。私はそっちのほうは未聴なので。3 people agree with this review
-




霧島あきら | みやこのじょう | 不明 | 25/February/2004
アクセントが独特で、テンポのとり方が、特に面白かったのが、第7と第9。第1、第2、第4、第8が、特によかった。いずれにせよ歴史に残る名演だと思う。ラトル節は、はぎれがよく聴いていて心地よい。3 people agree with this review
-




karajan | 仙台 | 不明 | 30/December/2003
面白かった、ただそれだけ。ラトルの斬新なアイディアには目を見張るが、ではいったいそのような演奏をして何を伝えたかったのかがまるで分からなかった。これから先、こんな演奏ばっかりしていたら、「面白おかしい解釈をする指揮者」とのレッテルが貼られそうな気がする。2 people agree with this review
-




シューリヒト・ファン | オックスフォード(英 | 不明 | 03/May/2003
色々考えて彼なりの新しいベートーヴェン像をうちたてようとしているところは評価できる。その意味、彼の取り組み意気込みは素晴らしい。ただ、往年のフルトヴェングラーや、シューリヒト、ワルター等にくらべれば、やはり円熟味や安定感に欠けるし、造りも粗い気がする。将来さらに天才指揮者ラトルの素晴らしいベートーヴェンが聴けることを期待して、ここは厳しく評価しておく。0 people agree with this review
Showing 16 - 30 of 41 items
