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Mahler (1860-1911)

CD Sym, 9, : Karajan / Bpo (1982)

Sym, 9, : Karajan / Bpo (1982)

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  • ★★★★☆ 

    ロールパン  |  広島県  |  不明  |  26/November/2017

    なんというか…自然すぎるんですよね。サラサラと流れていく感じ。スコアを見る限りもっと驚くべき内容を秘めた曲なのに響きは丸められ、調和されています。非常に個性的で好きな人も多いでしょうが…私も初めて聴いたときはあまりの弦のしなやかな美しさに驚嘆したものです。不思議なのは技術的に完璧だとか、完璧に近いとおっしゃる方が多いことですが、ここ最近の録音は聴かれているのでしょうか?なんだかんだで30年以上前のオケの水準ですから、あちらこちらに乱れや綻びが見られますが…別にそれがダメという事は決してありませんが。

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  • ★★★★☆ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  03/February/2013

    ベルリンフィルにはマーラーの9番のCDがたくさんあり、 その中でも優秀な録音のひとつ。 決して感情的にならず、俯瞰で楽曲を見つめそれを 世界一のアンサンブルで織っていく。 私はベルリンフィルの中ではアバド盤が一番ではあるが カラヤンのライヴもその次に好きな演奏だ。

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  • ★★★★☆ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  08/June/2009

    カラヤンの長所は、『自分だったらこんな風に演奏してみたい』という希望通りに演奏してくれること。そして短所は、自分のようなシロートでも発想できるような範囲での表現に過ぎず、例えばムラヴィンスキーのような、思いもよらないような解釈とは無縁であり、あくまでも「あたりまえ」の音楽だということだろう。 その長所短所双方がが典型的にディスクに収まっているのが まさにこのマーラーNo,9なのではないだろうか。 

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  • ★★★★☆ 

    juamt888  |  戸田市  |  不明  |  28/June/2008

    これは、単なるマーラー#9でもカラヤンでもない。晩年、精彩を欠いてゆくかつての帝王が、最後に残した何本かのローソクの一本なのである。死後、多くの演奏が未だ聞き継がれているが、彼が最後に達した境地は、ここだったのだ。

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  • ★★★★☆ 

    ケンサンロウ  |  千葉県  |  不明  |  14/June/2008

    マーラーが死の前年フロイトの分析治療を受けて神経症から回復したのは有名な話だが、「天才と何とかは紙一重」と言われるように、天才にはどこか病的な部分が付きまとうものである。中でもマーラーは特にその傾向が強く、分裂気質丸出しの作品内容だが、カラヤンが演奏すると絢爛豪華な音の絵巻と化してしまって、そうした面が全然出てこない。カラヤンは良くも悪しくも職人なのだ。しかし私はこの演奏が好きである。クラシック音楽を聴き始めて50年近く、最近はもう感動することに疲れてしまって、なんとなく流して聴くには丁度いいのである。

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  • ★★★★☆ 

    カヌー小僧  |  長野県  |  不明  |  19/January/2008

    この曲との最初の出会いは、ジュリーニの心の襞にまで響いてくる演奏だった。このカラヤン盤を初出の頃聴いた印象は「直線的な大規模な造形物」だった。細部まで整理あるいは管理された無機的な演奏。でもなぜかいつまでも心に残るのも事実。バーンスタインのコンセルトヘボウ盤が期待していた割に好きになれなかったのは、両者が対極に位置するからだろう。そう考えるとベスト1はカラヤンではなくジュリーニになる。

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  • ★★★★☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  19/July/2007

    優れた演奏には違いないが私は80年の旧盤をより高く評価する。82年盤は手綱を締めすぎてオケが鳴りきってない場所、ミスではないが管楽器がが危なっかしい場所がある。ライブ録音を前提としたBPOとの演奏会はこれが初めてだったせいだろう。全体として豪華な音響の割にはあっさりした印象の演奏になった(もっともこれは5番や6番にも共通だが)。旧盤ははるかにエモーショナルな表現意欲が伺える。

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  • ★★★★☆ 

    ホーフマンスタール  |  東京  |  不明  |  02/July/2007

    表現主義的マーラーは好みじゃない。だから、25年前は毎日のように聴いていた。この演奏を絶賛する人の気持ちもわかるし、この複雑な曲を知るには最適だと思う。特に第三楽章は見事で、これに慣れるとバーンスタインの演奏がアマチュアに聴こえる。しかし、この演奏を久しぶりに聴き直すと、まるでファッションモデルを見るみたいに心に響くものが少ない。一言で、ゴージャスな流しそうめん。25年経ち、カラヤンの演奏に心が震えなくなり、反面、かつて渋すぎて理解できなかったジュリーニのフレーズの一つ一つに深く感動している昨今。

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