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Mahler (1860-1911)

CD Sym, 9, : Karajan / Bpo (1982)

Sym, 9, : Karajan / Bpo (1982)

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  • ★★★☆☆ 

    Kaori  |  長野県  |  不明  |  03/January/2015

    本演奏をそれこそ20年ぶりぐらいで聴き直したが、あーこんな演奏だったっけ、というのが率直な感想です。アンサンブルは完璧に近いのですが、ぼくの魂を鷲掴みにするような+αがない、何かが足りない、そう思うのでした。20年前はもう少し興奮して聞いていたような気がいたしますが、どうしたことでしょう。皆さん多くの方がお書きになっておられる、冷たい黎利な刃物のような演奏というのはなんだかわかる気がしますが、この曲にそのコンセプトはなんだか合わない気がするのですね。ずーっと冷静に聴き終えました。試しに3回続きて聴いてみたのですが、結果は同じでして。ただ単に自分が年をとったということだけなのかもしれませんね。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  03/April/2011

    セッション録音に続き、このライヴ盤も超久々に聴いてみました。意欲と力感にあふれた名演だと記憶していましたが…。この盤の後、実演およびディスクでこの曲の名演をたくさん聞いたせいか、むしろ不満が感じられてなりませんでした。やはりどうも「不慣れ」感があって、特に第1楽章は手探りが続いているような印象です。第2・3楽章も特に特徴は薄く、第4楽章はさすがにオーケストラの能力を生かして渾身の演奏になっていますが、それでもどこか曲の内包する世界と距離があるように思えました。全体としては特別に優れた演奏とは言えないなというのが結論です。技術的な破たんなどはもちろんないわけで、何だかぜいたくな希望だったかもしれませんが、でもこのコンビが最高の力を以て臨めばもっとホントに恐るべきものができたのではないかなという気はします。編集で丸くさせられたかな。だとしたら残念。

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  • ★★★☆☆ 

    秋本潤一郎  |  東京都  |  不明  |  03/June/2009

    当然この曲や演奏に対して何らかの発言をするときには熟考が必要である。だがこのカラヤン盤は美しくても感銘を受けないというのが正直な聴後感だ。 終楽章コーダはもっとゆっくりやってもらいたかったし、第1楽章で強調すべき音が聞こえてこなかったり不満も残る。

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  • ★★★☆☆ 

    おやすみなさい  |  真冬日が多い  |  不明  |  19/February/2006

    何も考えずにただ聞くと、単なる凄い、きれいだが、終わってしまうと何も残らない。私にとってはそういう演奏だった。しかしH氏のレビューを読み、聞き直してみた。確かに最後の音が最初の音に戻ってくる。全体が見事な円として完結している。何よりも驚いたのはすべての音が最後の音を目指して凝集していく迫力。これはLIVEの流れでないと聞けないだろう。ちょっとヒントを与えてもらうだけで見え方は変わるものだと驚いた。ちなみに評価は、先入観を排除していたときのものです。何も考えずに従えという趣旨の意見は疑問だ。

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