"Piano Concerto, Fantasy / P.Con.1: Coombs /"
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遊悠音詩人 | 不明 | 15/June/2009
セルゲイ・ラフマニノフの影に隠れた、もう一人のセルゲイ、ボルトキエヴィツ。旋律の美しさや仄暗さたるや、ラフマニノフと肩を並べる程素晴らしい。いやむしろ、“ラフマニノフの第5協奏曲”と言ってよいかも知れない。壮大なロマンが紡がれる第1楽章、静謐な第2楽章、そしてチャイコフスキーばりの壮麗さを持つ第3楽章と、どこをとっても聴きどころ満載である。殊に終楽章では、パガニーニのカプリース24番のような主題とカリンニコフの交響曲のような主題が登場し、なかなか面白い。一方のアレンスキーは、チャイコフスキーとグリーグを足して二で割ったような芸風であり、特に第2楽章はグリーグの焼直しのようである。途中でグリーグの協奏曲の第1楽章とそっくりなメロディが登場する。終楽章など更に顕著で、グリーグの冒頭と瓜二つなのである。これだけでは贋作同然だが、アレンスキーの凄いところはそれを完全にロシア的に仕立て直していることである。演奏水準も高く、録音も優秀であり、二人の作曲家の再評価を促す重要なファクターとなりうる一枚といえよう。2 people agree with this review
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