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Teike, Carl (1864-1922)

CD Marches Vol.2 : Alexander Hanson / Royal Swedish Navy Band

Marches Vol.2 : Alexander Hanson / Royal Swedish Navy Band

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  14/July/2025

    昨年6月に発売されたドイツの行進曲作曲家、カール・タイケの作品集は今までごく一部の有名作品を除いて知られていなかったこの作曲家の作品を容易に耳に出来るようになったが、1年程たって待望の第2集が出た。 今作は前作に見られたような演奏会用作品はなく、完全な行進曲集となっている。 このCDに収録された作品は当時の帝政ドイツを讃えた硬いタイトルのいかにも軍楽的な曲名が並びますが、1集と同じく、プロイセンのカチッとした作りにウィーン風の流れるような旋律が特徴で、軍楽隊出身ながらタイトルからは考えられない、民間の音楽家として活躍したタイケらしい明るい作品が続きます。 タイケが活躍した時代は行進曲の黄金時代であり、例えばドイツだけでもヘルマン・ブランケンブルク、フランツ・フォン・ブロンあたりは同時代の行進曲作家として知られているが、どの曲も安定して仕上がるブランケンブルクや都会的なスマートさを持ったブロンの作品に比べるとタイケは、作曲スタイルも19世紀の行進曲の影響が強く、旋律も似たりよったりで、その代わり当たれば中々良い作品がある。 本CDでもツェッペリン伯爵は有名なので除外しても、『ハンザ行進曲』『常にいきいきと』『確固たる信義』『挑戦し、成功した』『ドイツ全土の行政管区から』あたりの作品は良い作品だと思います。 アレクサンドル・ハンソン指揮、スウェーデン王立海軍軍楽隊の演奏で収録。 第1集と同じ演奏者によるもの。 さらに録音年を見て気づいた人もいるかもしれないですが、第1集と同じ日の収録なのでバンド・メンバーも第1集と同じです。 スウェーデン王立海軍軍楽隊の演奏はバリトンホーンも取り入れて、出来るだけドイツ編成に近づけています。 サウンドもスウェーデンの吹奏楽団らしい透明感のあるサウンドとドイツらしい重量感のあるサウンドで、キレの良い演奏だと思います。 録音及び制作は前作と同じメンバーで、第1集は基準の音が少し小さめでしたが、このCDでは問題なく優秀な録音と音質です。

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