Chopin intime -Preludes : Justin Taylor(1839 Pleyel pianino)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 23/August/2025
柔らかい羽毛のような音色で奏でるショパンを堪能できる一枚。1839年製プレイレルのアップライトピアノはとげとげしくなく、よく歌っていると感じた。ショパンにもゆかりの深い楽器で、さらに関連が深い前奏曲 Op.28を軸にしているのが嬉しいところ。全曲を順番に・・・ではなく、テイラー扮するショパンが前奏曲を思いつくままに奏で、合間に違う作品を織り交ぜていく音風景がたおやかに流れては消えていく。他のショパンの演奏で時々耳にするような甘ったるい感じはなく、かと言って孤独な感じでもない。私の中の印象では、独りで心の中の自分と対話したり、旋律を呟くように口ずさんでみたり、オペラのアリアの一節をそっと歌いながら愉しんでいるショパンを思い浮かべてしまう。 曲を、というよりは音楽のランダムな繋がりから醸される意外な変化を愉しんでいるような印象。ショパンが愛したベッリーニのアリアの編曲も、そして有名すぎて普通に聴くと食傷気味のノクターン Op.9-2も滋味深いヴァリアントに仕立ててあり、興に乗ったショパンが独りマヨルカ島の一室で少し微笑みながら慈しむように弾いている風景を連想する。 ここに聴ける演奏は、コンサートで満員の聴衆をねじ伏せるような力業は一切ない。ディスクのタイトルのごとくショパンの、そしてJ.テイラーの、そっと親密な会話。そんな会話に、瞑目しつつ耳をそばだててほしい。おすすめ。0 people agree with this review
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げたんは | 鹿児島県 | 不明 | 11/May/2025
ピリオド楽器の糸を引くような残響が素晴らしい、ようやく当時の楽器の音に自分の耳が慣れて来たようだ。モダン楽器の冴えた響きはないが、このひなびた感じの音を意識してショパンが作曲していたのかと思うと、これはこれで説得力のある名演奏であると感じた。ベッリーニのノルマのアリアも美しく珍しい。0 people agree with this review
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