Piano Concertos Nos.1, 2, Solo Works : Yuja Wang(P)Andris Nelsons / Boston Symphony Orchestra
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 15/September/2025
近年、協奏曲録音が多い、ネルソンスとの共演も多いユジャ・ワンの録音の中でも出色の一枚。ショスタコの6つの協奏曲はすべて特定の独奏者のために宛書きされたもので、ピアノ協奏曲第1番は自分で弾くため、第2番は音楽院在学中の息子マクシムのための曲。作曲者と個人的にもそれなりに親しい関係だったらしいスヴャトスラフ・リヒテルのためにピアノ協奏曲が書かれれば、壮大な作品になったかもしれないが、残念ながらその機会はなく、ピアノ協奏曲は2曲とも軽快で洒脱な作品。もっとも2曲の性格はかなり違っていて、たとえば第1番はアルゲリッチのオハコ曲だが、彼女が第2番も弾くことはないだろう。ユジャは2曲ともうまく、シャープな切れ味ではヴィニツカヤ(2014年、ALPHA)の方が上としても、洒脱さと抒情の配合がいい−−第2番の第2楽章は皇帝協奏曲のパロディだけど。ナカリャコフのような名手を起用すると、第1番は二重協奏曲になりがちだが、ボストン響の首席ロルフスは前に出すぎない、ちょうど良いバランス。フィルアップの曲も面白く、「24の前奏曲とフーガ」はそもそも抜粋で弾かれるのは稀な曲集だが、何と第5番と第8番はプレリュードしか弾いてない。それでも重い曲を意図的に避けているせいもあるが、すべてがちゃんとユジャの音楽になっているのはさすが。0 people agree with this review
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