Desire-Emile Inghelbrecht : The Complete Erato Recordings (16CD)
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 09/May/2025
アンゲルブレシュトは1965年まで存命で晩年まで元気だったそうだ。にもかかわらずアンゲルブレシュトのステレオ・セッション録音が存在しないというのはフランスレコード産業界の怠慢のそしりを免れまい。ステレオ化が遅れたフランスでも58年にはスタートしていたのに。しかしそうは言ってもこのBOXの50年代モノ録音を聴いてさほど不満を感じないのはアンドレ・シャルランが大半のエンジニアを務めモノとしては最上といってよい音質で録音されているからだ。デュクレテ・トムソンとコロンビアに録音された50年代のアンゲルブレシュトの演奏はフランス音楽の金字塔と呼べるもの。親交のあったドビュッシーの録音が多いが、フォーレ、ラヴェル、ラロも実に美しい。声楽曲が多いが有名な歌手がいない一方、その後消えてしまったスタイルも味わえる。そう、オケも含めドイツ、イギリスとは響きが全く違うのだ。残念なのはフランス音楽以外がほとんどないこと。「ペール・ギュント」組曲が収録されているが(HMVの紹介では第1組曲となっているが、第2組曲も歌入りで入っている)優れた演奏であり、アンゲルブレシュトはドイツ音楽やロシア音楽でも見事な演奏を残したのではないかと想像できるのだ。INAに残っていないだろうか。3 people agree with this review
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