Arensky / Ivanov

CD A Russian Concert

A Russian Concert

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  02/May/2025

    このCDはロシアの作曲家、アレンスキーとイッポリトフ=イヴァノフの管弦楽作品集。 今は亡きイギリス・オリンピアからの発売盤であるが、ロシアのメロディア原盤で、メジドゥナロードナヤ・クニガの名前も盤にある。 一曲目はアレンスキーのバレエ『エジプトの夜』を収録。 ナクソスなどに全曲版の音源があるが、本CDに収録されたのは作品50Aと言われる全曲より抜粋し、組曲に仕立てあげた版の方である。 演奏はボリス・デムチェンコ指揮、モスクワ放送交響楽団。 指揮のデムチェンコの詳細は不明であるが、1980年頃にモスクワ放送響とLP録音を残していて本音源もそれが原盤の様だ。 程よくロシアらしい力強さを残した好演奏で数少ない同曲の録音でも良い演奏と言えるだろう。 次に収録されたのは同じくアレンスキーのピアノ協奏曲。 演奏はアレクサンダー・アレクセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団、ピアノはアレクセイ・チェルカーソフ。 アレンスキーのピアノ協奏曲もマイナーな部類の作品だが、チェルカーソフの力強いタッチのピアノによるソリスティックな演奏が聴きどころ。 アレクセーエフとモスクワ放送響はやや大人しめの伴奏だが、金管群はロシアらしさがある。 ただ録音が少々悪い。 最後はイッポリトフ=イヴァノフの『コーカサスの風景』で、作曲者の代表作とも言える曲だ。 演奏はヴラジミール・フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団。 この音源はビクターがボロディンの作品と組み合わせてリリースした国内盤と同一音源の模様。 ソ連時代の録音なので近年のフェドセーエフ特有の叙情さや旋律を流れを重視するスタイルよりも、ブラスや野太い弦楽と言ったソ連パワーが全面に出た演奏だが、この曲の名演の1つと言えるだろう。 ロシア音楽好きな人にはおすすめのアルバムだ。

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