Saint-Saens (1835-1921)

CD Panorama -Saint-Saens

Panorama -Saint-Saens

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  05/June/2010

    交響曲第3番は1975年バレンボイム当時33歳の頃の演奏録音です。演奏タイムとしては@9’55A9’31B7’23C7’35となっていますが第1楽章での展開がかなりテンポが速く感じられ又第3楽章、最終楽章も結構躍動感に溢れこの循環方式の曲を前述のタイムより更に短い印象を持ちました。第1楽章CSOのメリハリ機能も効き曲の変化をすばやく捉えた演奏です。続く楽章は一転してゆっくりと運ばれオルガンも美しく静かに奏でられます。引き締まった第3楽章はテンポがやはり速め、ピアノ、トライアングル等が加わるのですがその分離感が独特で少し不自然とは思いました。しかし最終楽章への準備怠りなく次に進め荘重なオルガンがやや明るめなサウンドで入ります。弦の食い込む様な様子は演奏の良い意味で若さ・躍動感といったものを聴きました。ここは味わいより若さを採りたいですね。最終コーナーややなし崩し的な感じもしますがオルガンと抉るような弦が賑やかな内に最後早目の管楽器、ティンパニーでダメ押しし堂々と引っ張ってのフィナーレです。通しては結局オルガンの効果を強調した演奏となっているのは当然だと思います。OPとの1978,1980年頃録音の小品三曲、いずれも分り易い演奏で好感を持ちました。「サムソンとデリラ」バッカナール(タイム7’11)はヘブライ・オリエンタルムードで官能的な踊りに託した曲で何か「血」を感じました・・・バレンボイムに合った曲であり演奏。「ノアの洪水」(7’32)は作曲者がヘンデルオラトリオを研究した成果でもありそのバロック的な節回しが聴け又ヴァイオリン単独でも取り上げられる曲だそうです。「死の舞踏」(6’46)はもう有名な交響詩で不気味かつユーモラスなヴァイオリンの調べが独特ですね。全体何故か私はこの盤で「若さと演奏」というものを意識してしまいました・・・バレンボイムが私とほぼ同世代だからかもしれません・・・私自身の年齢を意識したのでしょう。もう一つピアノ協奏曲第2番はロジェ27歳頃の1978年の録音でデュトワ/RPOがバックを務めています。演奏タイムは@11’30A5’52B6’58と順当な処でしょう(2007年録音ディボーデのピアノ盤欄で述べたデュトワ指揮/SROでは演奏タイムが@11’15A5’39B6’28となっておりほぼ同じというわけ)。この協奏曲A.ルービンシティン指揮で初演されサンサーンス自身も大変初演者に恩を感じていたらしいです。又ややこしいですがピアニストA.ルービンシュタインによりよく取り上げられ段々普及して行ったとのことです。第1楽章フォーレの宗教曲から借用の印象的な動機で開始されピアノカデンツァはロマンチック、オーケストラもあまり雄弁にならず抑制気味なのが好感が持てます。とにかくピアノのテクニック披露場面あれこれある曲ですがロジェの丁度適齢期のピアノは冴え渡ります。詰めはお馴染に最初の動機に戻って・・・中々いい曲ですね。軽妙な第2楽章はピアノタッチも軽快、最終楽章出だしいきなり姦しいピアノが嫌でもテクニックを見せ付けます、オーケストラも忙しくフォローして迫ります。デュトワもまだ40歳代初め、若かったですね。なお、本盤に入っている「動物の謝肉祭」及びその他小品は未聴ですのでOKランクに止めておきますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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