Symphony No.6 : Jonathan Nott / Tokyo Symphony Orchestra (2SACD)(Hybrid)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 05/April/2025
私の知る限りでは、ハンマー5回の演奏が聴ける唯一の録音。ハンマーの回数については、私の評価は肯定的。展開部の二回を除く第1、第4、第5ハンマーは結局、すべて同じ箇所、すなわち終楽章冒頭の序奏主題とその回帰の箇所で打たれているので、いわゆる第3ハンマー(ここでの数え方で言えば第5)を復活させるならば、作曲者の一番最初の構想通り、ハンマーを5回に戻してしまえ、というのはありうる判断。この演奏の問題は、それとは別のところにある。かつてのノットはきっちりした、スクエアな音楽を作る指揮者という印象が強かったが、近年の彼は時として、かなり遅いテンポの「巨匠風」な音楽を作るようになった。同じEXTONからライヴ録音が出ているチャイコフスキーの交響曲3番、4番などもそうだ。この曲も2008年のバンベルク響との録音と比べてみると、テンポの遅さが目立っている。前回が 22’56/13’04/14’52/29’29 なのに対し、今回は 25’01/13’43/15’06/32’05 だ(中間楽章の順序はどちらもスケルツォ/アンダンテ)。たとえテンポが遅くても、その時間を埋めるに足る濃密な表情や響きの厚みがあれば、それで構わないのだが--たとえばバーンスタイン/ウィーン・フィルやテンシュテット/ロンドン・フィル(特に1991年ライヴ)のように。しかし、今回の演奏は以前に比べても、やや表情が淡白に聴こえる。東響も技術的には満額回答と言えるが、音の厚みや響き自体の魅力という点では物足りない。「アレグロ・エネルジーコ」よりは「マ・ノン・トロッポ」を重んじたと考えれば、第1楽章のテンポは許容できるものだし、第3楽章までは致命的な不満はない。けれども、肝心の終楽章に関しては、アレグロに入ってから随所で、音楽が「間延びしている」と感ぜざるをえない。1 people agree with this review
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