Grigory Sokolov : Purcell & Mozart (2023)(2CD)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 28/January/2025
一見不思議な曲目も彼の手にかかれば聴きごたえのあるコンサートプログラムになる。とはいえ、パーセルとモーツァルト? 貴重なソコロフのリサイタル、ぜひ聞いてみたいのは重量級の曲目だろう。が、しかし・・・その希望とは相反するような曲目だが、なかなかどうして「聴いてみたらわりとイケた」感覚になる。パーセルの軽妙なタッチと色彩感から始まり、沈み込むような質感を持ったモノトーンに近いモーツァルトのアダージョ K540への「移ろい」がこのプログラムポイントになるのかもしれない。 パーセルはいかにもソコロフらしい軽やかなトリルなどで装飾され、ハミングしながら聴きたくなる演奏。トリルひとつとってもそれぞれに違った味わいを出しているのが彼ならではのテクニックだ。モーツァルトのソナタK333も他の奏者と異なり渋みが加わる。モーツァルト特有の軽さ・甘さ・優しさの中にほんの少し苦味が隠されているような味わいがあり、そこから先述のアダージョに繋がっていく。なるほど、そういうプログラムなんだ、とすべて終わってから得心するような趣がある。そして、アンコールは恒例の「ソコロフ祭り」。ラモーやショパンなど程よく彼らしい味付けがなされた作品を披露し、バッハできっちりしめていく。 誰でも虜にする、と太鼓判を押せる曲目ではないと思う。それでもソコロフの妙味を味わうにはかえってこのくらい(「このくらい」というのは失礼かもしれないが)の曲目でこそ彼の「らしさ」を感じられるのかもしれない。ソコロフに興味のある方、ピアノの味変化を楽しんでみたい方におすすめしてみたい。1 people agree with this review
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RCS | 長野県 | 不明 | 08/September/2024
以前に、ミケランジェリの1965年ザルツブルク音楽祭のライブや、ハスキルの弾くモーツァルトのピアノソナタ第2番の演奏で、ピアノから弾き出される音の素晴らしさに大変感動した経験がありましたが、このCDで聴くソコロフの演奏ではピアノという楽器には無限の可能性があるのだとまたまた感動してしまいました!曲の解釈とかは素人なので良くわかりませんが、このCDでソコロフの弾くパーセルやモーツァルトの演奏を聴いて、ピアノという楽器の素晴らしさを再認識させられ、至福の時間を過ごさせて頂いております。私は少なくともこのCDで聴ける曲では最高の演奏だと感じました。やはりソコロフは現代の孤高のピアニストです!1 people agree with this review
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