Vienna Horns: Vienna Horns
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演奏家歴40年 | 山形県 | 不明 | 16/April/2012
ウィーンフィルの首席 Horn 奏者 Wolfgang Tomboeck ほか,12 名のウィーンを本拠にして活動する Horn 奏者たちによって結成されたアンサンブルで,機能的に劣ると言われている Vienna Horn を使い,一部 Wagner Tuba と持ち替えながら,他のオケ奏者の追随を許さない超絶的な演奏を聴かせている。Hunperdinck の「ヘンゼルとグレーテル」序曲や Schumann の小協奏曲など,初めから Horn アンサンブルをメインとして書かれた曲も収められているが,多くは独自のアレンジによる演奏で,しかもクラシック曲と映画音楽が半々という面白い選曲になっている。まず,第1曲は映画「ロビンフッド」のテーマ曲は,オリジナルも Horn が大活躍する颯爽とした曲であるが,打楽器を加えた Horn だけでの演奏とは到底思えない音響である。完全に Bass Tuba や Trombone の低音域から Trumpet のかなりの高音を思わせる音までが聴こえるのだが,これが Horn のみで演奏されていることに驚嘆させられる。Horn のパート譜に書いてみた場合,五線の上に横線が何本も入るのではないかという超高音まで要求されているのだが,一つのミスもなく完璧に吹いているのはまさに鳥肌ものである。2曲目の Copland の「市民のためのファンファーレ」や4曲目の Williams の「オリンピックファンファーレとテーマ」も凄まじい。本来,オケの金管パートを総動員して演奏するために書かれているものを,これまた Horn だけで演奏している。一糸乱れぬという言葉は,ひょっとするとこの演奏のためにあるのではないかという気さえしてくるほどである。また映画「タイタニック」のテーマを9分近くに亘って情緒たっぷりに聴かせているのにも心惹かれる。テクニックだけではなく,自分たちの音楽する心を聴いて欲しいという主張が感じられる。だが,何と言っても,この CD の白眉は,最後に収められた2曲,Mendelssohn の夜想曲と Mahler のリュッケルト歌曲集から「私はこの世に忘れられ」である。あまりの美しさに魂が持って行かれるのではと思われるほどである。2 people agree with this review
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